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第4回 オーボエファイター木村(帰る場所を護るという事)
爺ちゃんいない時って家族どうしていたの?のアンサー
突き抜ける青空の中焼けるソースの香りが店内に漂う。
「おばーちゃん、ねぎ焼きとたこやき一つずつね。」
お金を握りしめ少年はオーダーを告げた。
気を抜くと神隠しにあう夫の代わりに細腕で店を回してきたそんな夫も先月鬼籍に入った。
家族を支えるためたこやき、ねぎ焼き、大判焼き、お好み焼き…
色々鉄板で焼いて生計を立ててきた。
もう年なのだから店に立たなくて良いと家族からは言われているが何となく手を動かしていないと不安になる。
オーボエファイター木村 2号店
出店時は大吠焼き物店 木村2号店だったと聞いたが時の流れと共に横文字化が進んだらしい、なぜカタカナかは知らんけど。
ちなみにオーボエファイター木村 1号店は存在しない。
「はい、たこやきとねぎ焼き お代ちょうどね。」
嬉しそうな客の笑顔があったから夫の不在も乗り越えられた。
一時は夫の浮気も疑っていたが神隠しを孫が引き継いでしまった事で夫の神隠しも嘘みたいなホラ話も信じてあげればと後悔している。
そして…
「暫く家を空けるね。」
手を振る孫が無事に帰って来ることを祈りながら今日も私は店に立つ。
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第1回から祖父(若い時)→孫→パイセン→祖母(今ここ)
隔世する神隠し体質。




