8 またまたパンチラとドロップ品と2匹の獣
++++2025年6月7日午前10時10分++++
「じゃあ帰るか!」「オウ!」2匹の獣が<ユラユラ>と時空間を越えて畑に戻って来ると・・
<キャア!> 渦の前で【M字開脚】していた女子高生の【パン〇ィ】が、またも丸見えになっていたのだった。
「また・・見たわね!」「君はインリン様か!」そんな低レベルの言い合いが続いたかと思うと・・
「リヤカーに入っている【キラキラしている石】は何?」と女子高生は現実を直視する。
俺は改めて自分の姿を見ると・・暴動鎮圧スーツ、日本刀、エアライフル、十字槍、コンパウンドボウ・・完全にローンアフェンダー(思想を持たないテロリスト)である。
「これは県の重要事項であって、部外者には・・」と誤魔化そうとするが・・
「今話題になっている【渦】とか【行方不明】に関係しているんでしょう?この渦って異世界への入り口なの?モンスターっているの!負けると死んじゃうの?」矢継ぎ早に質問するのは若者の特徴である。
俺は老人らしく・・「ああ。渦は異世界への入り口だった。でも何十匹ものゴブリンが溢れ出て、俺以外の人間は死んでダンジョンに吸収されてのだろう。俺は勝ったから【魔石】や【ドロップアイテム】を入手できた。この世界じゃあ価値はゼロだがね」と、真実を語る。
「・・・・そうなんだ」女子高生は、実感の無い生死を掛けた戦いが本当に有ると知ってか、無口になった。
「事務所で何か?飲んで行くか」俺の誘いに対して「・・やめておく。勝手に入ってゴメンなさい」と言い<スタスタ>と女子高生が器用にお寺の庭を登り、行き姿が見えなくなるまで目で追っていたのだが・・
「ハッ!・・くう~悔やまれる!下から【パン〇ィ】を覗くのだった!」と言う俺に対して、若いジローは・・
「お爺さんになっても若いメスに発情するの?」と、リアルな質問を投げかけるのだった。
<ゴクン> <プハ~> 「戦いの後のエールはうまいぜ!オークの焼肉食え!ジロー」
「豚さんのサガリだけどね。ムシャムシャ」会話が出来るジローを外の犬小屋に住まわせるには抵抗があったので、俺は屋内に住まわせることにしたのだ。
<政府は【人食い渦】の問題を重要視し、対策本部を設置し・・>
テレビを見ながら・・「政府はいつも後手にまわるね」と言うジローだったので・・
「お前は日本語も理解できるのか?」と聞くと・・
「いやだなあ・・お爺さん【言語文字】のスキルはお爺さんにもあるでしょう」と、普通に上から返された。
俺はジローに「あそこは・・本当に異世界だったのかね?古代の地球とか、地底の世界とかでは無かったのかねえ。それにダンジョンって【100層】もあるってラノベでは書いていたけど、1階?地下1階か・・この【黒いタマゴ】みたいなモノが【討伐報酬】ってアナウンスさんは言っていたけど何かな・・」と聞くが・・
「分かんない。ウワ~もう眠くなっちゃった」と言うので、いっしょの部屋で寝たのであった。