4 断られた散弾銃と初めてのエアライフル
コメタのエアライフルについて【オリオン】はプレチャージ式でした。【ヒュージョン】に補正いたします。
+++2025年5月19日午前8時30分++++
「すいません。県職員の佐藤普です。銃の許認可に来ました」と、警察署に行くも・・
<受付は9時からです> <県証紙も9時からです> <身分証を拝見>
なんやかやで、1時間程時間をかけると・・上司と思える人がやって来て「佐藤さんは現在、官舎住まいですよね?県から許可を取る必要があります。それと健康診断の結果も。心療内科の診断も・・」俺は担当者に対して・・
「あのう!私は転勤に際して所持していた散弾銃などは廃銃したのですが、猟友会にも入っていますし過去にも銃に関して事故を起こした事も無く・・」と、異論を唱えるも・・
「確認したのですが、火薬類の保管については難しい様です。エアライフルにしてはいかがでしょう?威力も上がっていますし・・」と言いくるめられたため、強力な散弾銃はNGとなり、ショボいエアライフルの許可しか取れなかったのだった。
++++2025年5月30日+++
現職の県職員だったこともあり、ガンロッカーの許可も下りたので酒樽市にある「樫の木銃砲店」に向かった。
<いらっしゃい>と出迎えてくれたのは、同年齢の男性店主だった。
俺が新規のガンロッカーを注文し、エアライフルについて話が移ったところ・・
<最近のエアライフルは、火薬を使った銃に劣らない性能がありますよ!>と言い
〇ハッサン(トルコ製)ヘラクレスバリー 7.62ミリ 97FL(初速)
1回の充填で15発程度(弾倉に装填できるペレット数は5個)
という重いエアライフルを俺に渡した。
<注文したお客さんが訳あって許可を取り消されたので、キャンセルになったのですよ。未使用ですが割引させていただきます>と言うので俺は・・
「割引はいいから、もう一丁買いたい!」と言うのだった。
結局、先ほどのハイパワーエアライフルと・・
〇コメタ(スペイン製)ヒュージョン 5.5ミリ 27PL(初速)鳥撃ち用
レギュレーター付きで40発まで発射可能
(弾倉は法律により5発装填とされている)
この2丁を買う事となった(在庫処分させられた?流石酒樽商人!)
実は【この頃】になると・・<YPKテレビの夕方6時のニュースです>
<Y県N市の民家でこの家に住む〇〇さん70歳が行方不明に・・>
<A県A市の公園に直径1メートル位の渦が出来、学生数名が入って行ったところ急に渦が消えてしまい、行方不明となっております>
<N県A市の薬科大学敷地に渦が・・学生数名が・・消えて・・行方が・・>
日本中で【渦】とか【行方不明】がキーワードになっていたのである。
俺はエアライフルという【ショボい】武器に期待が持てなかったことから、他にもネットで調べた結果・・