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35 【老人性中二病】患者の俺!~悪事は暴かず【パワーストーン】を販売するのだ。 

挿絵(By みてみん)


4人が来るのがダンジョンだと分かっていれば、先回りした方が早いのだ・・ついでにネットで衝動買いして妻に隠していた【異世界マジシャンセット】を家に取りにいっていたのだ。


「あなたは!誰なのですか・・マルセイユ伯様の邪魔をする者は排除ですよ!傭兵の皆さん~やっつけて下さい!」


<ウオオオオ!>と、傭兵たちの声がダンジョン前でコダマする・・


のだが・・ <イテテテ~>   <腕が!おれの腕が・・> 

<助けて・・化け物・・>


俺のスキル【魔眼】によるものだ・・ダンジョンポイントが余っていたので【影魔法】とか【風魔法】とか悩んだ末に・・


<手を使わない方がカッコイイのでは無いか?>と【老人性中二病】が発病し・・


「フハハハハ!私はダンジョンを守りし影!我が【魔眼】の封印が貴様らの悪事を成敗せよと疼くのだ!」


とアドリブを演じる。


「何者ですか!名を名乗りなさい!」執事が聞くので・・


「我がなは【ダーク】漆黒の闇より現れし断罪者である」と、【イタイ】ダークヒーローを演じてしまうのだった。


<パッカ パッカ> <ブヒヒーン(頭が高い)> 「これは何事ですか!」いいタイミングで、金属鎧を着た真面目そうな騎馬隊がダンジョンの騒ぎを聞きつけて到着した。


「ホホホ。私はマルセイユ伯の執事で【セバスチン】と申します・・【奥さま】お見知りおきを!」と言うので顔を良く見ると・・


「アマネさん?」「いやいや我は漆黒の闇より生まれし・・」「お久しぶりです。貴方のおかげでマルセイユ伯の婚約者に選ばれまして・・」


やべー!世話になっているアルトウェルヘン伯の長女の嫁ぎ先で【刃傷沙汰】を起こしてしもうた!


と俺は慌てるも・・「実はのう・・」と、事情を説明したところ・・


「許せません!これは【私達】が悪党です・・冒険者の皆様ごめんなさい。償いは必ず・・」


すると・・<パッカ パッカ> 「何事ですか?マルガリータ(ラテン読み)」と言うイケメン男性もやって来た・・


「このベールの男性は?知り合いなのですか・・」と言うのは、話の流れからしたら【王子】というか【若様】なのであろう。


「そんな事が我が領地で・・セバスチン!これは父上も知っているのか」と詰め寄る若者の眩しいオーラに負けたのか・・


「もはやこれまで!」と言うと、太った初老の執事は・・<グサリ>とナイフで心臓を突き・・<グヌヌヌ バタリ>と、自害したのだった。


+++それからどうした+++


<トクトク~> 「我が領地のワインをどうぞアマネさま」「いや・・だから我はダークであって・・」 「干したタラもいけますよ!アマネさま」 「我はダーク・・」 「わかりました。ダークさまとお呼びします。アマネさま」


何の拷問なのだろうか・・


結論から言えば「執事がダンジョン利権を狙って勝手に傭兵を雇い、死にぞこないの若い冒険者をダンジョンに送り込もうとした・・」と言う筋書きで手打ちとなった。


「父上は体調が悪いらしく、代わりに私が接待させていただきます!」


ちなみに俺が【魔眼】で腕を引きちぎった傭兵たちは【幻惑】であり、実際は両腕が使えるのだが、魔力を最大限に上げたことから、3日程度は腕の感覚が戻らないらしい。


流石は地方豪族だけあって、腕の良い治癒師を抱えている様子である。


「若い冒険者を助ける為に【ダンジョン】を渡って来るなんて【おとぎ話】の勇者様の様ですね!憧れます」と、性格の良い若者を前にすると、ついつい甘くなる俺なのだ。


+++それからどうした++++


<俺の腕が!生えてきた!> <俺の足が・・直ってる>


ダンジョンで余っていた【ハイポーション】を使って【シーフ】と【優しい悪党】を仲間にしたのだった。


「俺にはジャックと言う名前があるんだがね・・」と言うが・・


俺は「あんたは【悪党】」に決まり!ハイ。金を払うのだから俺の仕事をこなしてくれよ!」と、仲間が増えていくのだった。


+++2025年7月13日(日)午後6時+++


<タン タン> 「それでは本日はアルトウェルヘン伯並びにマルセイユ伯主催によります【オークション】を開催いたします。<パチ パチ>


「それでは、手始めに【オークの睾丸】 金貨1アウレウスからスタートです・・」


俺はマルセイユ伯の屋敷の一室で開催されている【オークション】に出品者として参加していた。


「アマネさ・・いえ【ダーク】さま!こちらがマルセイユ伯の恩人たる証しです」と言って若様が、何かが刻印された【青銅版】をくれた。


「マルセイユ伯の証があれば、南方なら何処でも【入国税】なしでは出入りできますよ!」と言う【マーガレット婦人】であった。


「お父様は本日も体調が悪く、臥せっておられるのです・・」と心配する若い奥様だが、おそらくは【断罪者】を名乗った俺が居るからであろう。

若い2人が気付いていないのならば、高齢者は余計な事は言わない方が良いのだ。


「お次は【ブラック・バイパー】の皮になります!金貨10枚からスタート!」


日本では小市民だった俺が、金持ち達の世界に居ること自体がカルチャーショックなのだが・・魔力?が付いたせいなのか・・はたまた高級ワインのせいなのか、【ベールを纏った断罪者】と言う設定の俺は、オークション海上では、ひと際異彩を放ち、それが逆に客の興奮を高めている様子だった。


「それでは!本日のメインイベントであります【ルビー】【サファイア】【エメラルド】でございま~す!」


<ゴロ ゴロ>と、高いビードロを敷いたワゴンの上には【パワーストーン】が3個乗っており、俺は何だか罪悪感が出て来たのだった。


しかし・・<ウオー!> <こんな大きな石は久々だ!> <これで絵をかきたい!> 歓声が高まる会場・・


「品物が品物だけに、ここで【鑑定スキル】を持った、伯お抱えの商人から見ていただきます」


<パチ パチ> という拍手に包まれて、スーツっぽい服を着た初老の男性が壇上に現れた・・俺は「名前が【エチゴーヤ】だったりして」と言うと男は・・


「ご紹介にあずかりました、わたくし【タジマーヤ】と申します」と自己紹介した。



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