16 興味があるが少し怖い異世界散歩とNWO(新世界秩序)
<ハアハア~>「湿度が高いのは地球と同じだな・・」と直ぐにイヤになる俺に対して・・
「でも異世界なんて楽しいじゃない?お爺さん!」と元気に尻尾を振るジロー。
「太陽が真上にあるから、日本の夏と同じ感じだが・・四川市は日本海の近くにあるから【青空】なのだが、コッチは分厚い雲に覆われているな・・内陸部なんじゃないか?」と言うと・・
「あれ?お爺さんはダンジョンの【レリーフ】を見ていなかったの?」とジローが質問する。
「レリーフ?まあ・・たしかに日本とOZ国が【第1階層】?になっているのは分かったが・・何でなんだろうな?」と逆に聞いた俺!であった。
「お爺さんは・・【超大陸】ってしってた?」と俺を見上げるジロー(ワンちゃんモードだから)
「レリーフを作るのがメンドクサイから、海を作らなかっただけなんじゃないのか?」と言うと・・
「あのねえ・・神様が作った異世界なのか分からないけども、そんな手を抜いたレリーフをダンジョンに刻印すると思う?異世界は【超大陸】の世界なんだと思うよ!」と語る賢者ジローだった。
「あっ!広場が見えたよ」と言うジローの声で、キョロキョロするのを辞めた俺だった。
「へえ・・神社みたいになっているな・・」2匹の獣が森を抜けると、普通の神社風の整備された平地に固められており、神社風の建物が1つあったのだ。
<ジャリ~ジャリ>と、境内?を歩くと、そこは高台になっているのか・・「おお!町?村が見えるぞ、ジロー氏!」と喜ぶ俺!
「お爺さん、望遠鏡とか持ってきているの?」と気が利くジローだったが・・
「あ!忘れていた。ダンジョンでは接近性がメインだったし、エアライフルのスコープも暗いところでは効かないので、取り外したのだったよ!失敗~失敗」と反省する俺であった。
<ワイワイ> <キャッキャ> 村は神社?の高台から近かったので、子供達の笑い声が聞こえていた。
「まあ・・なんにせよ、子供の笑い声が聞こえる村なら平和なんじゃないかな賢者様!」と言う俺にジローは・・
「たしか・・日本では昔、犬を食用にしていたんだよね・・」と心配する賢者ジローだったので・・いたずらっ子に戻った俺は・・
「たしか【1黒2ブチ3赤】と言って、旨い順番が熟語になるくらいに食べられていたそうだよ。ジローは【ブチ】に分類されるから【3本指】に入るなあ・・捕まったら大変だ!」と言うと・・
「やっぱり準備万端の状態で来ようか!」と心配になる若い3歳の雄であった。
++++2025年7月14日(月)午後5時30分++++
<ウイイイ~ン ブルルル>と言う【ハイブリッド車】のエンジン音を立てて、俺とジローは私用車で買い物に来ていた。
「近くにショッピングモールが有るって便利だね!」と言うジロー。
四川市には【IZONモール】と呼ばれる全国展開のショッピングモールがあり、映画館もあるのだ。
「双眼鏡は、銃砲店じゃあ買わないの?と言うジローだったが・・
「プロ用は高価だからな。今回は【2個】買う必要もあるし、エアライフルとか防護服にお金を掛け過ぎてしまったので、奥さんから『無駄遣いはほどほどに・・』と釘を刺されてしまったのだよ、ハハハ」と、悲しいサラリーマン再任用という現状を説明する俺!
「じゃあ・・異世界貿易でお金を稼いだら?」と言う【アナリスト】のジロー氏・・
「貿易?この歳で~」と俺はやる気のない返事をしたが・・
「お爺さん!いえ【普】さん!人間は何歳になっても成長できるんですよ!普さんにも無限の可能性があります!ダンジョンに潜ってから体力も知力もアップしたでしょう。今の男性は75歳まで平気で生きるのですよ!このチャンスは神様が与えてくれた【ラストチャンス】かもしれないのですよ!」と言う【カウンセラー】ジローの言葉で・・
「うん!ワシやってみるバイ!」と、上手に乗せられたのであった。
その後何でも売っている【IZONモール】に行くも・・
〇双眼鏡 2個
を買い、後は食料品を買って【安く済ませる】俺だった。
そんな時・・・<プルルル>と【公用ガラケー】に着信が入った。
俺が電話に出ると・・「やあ!ご無沙汰だね。佐藤君!これから寄らせてもらうよ!」と言う副知事の声がしたのだった。
<ブロロロ> <ガチャリ> <ガラガラ> 公用車で水防倉庫事務所にやって来た【相沢副知事】と【平警部補】に・・
「業務日誌にサインをしてくれ。時間外労働をネットで申請する場合は【理由】が必要になったのだ」と、言うと・・
「へえ!私は40代のころには管理職になってしまったので、それは知らなかった・・」と本気で驚いていた。
「警察も同じですよ。私は管理職では無いので、何をするにも上司の承認は必要です」と言う平氏に相沢氏は・・・
「でも、そんなツマラナイ制度も【もうすぐ】終わるがね!」と相沢氏はニヤリとして言う・・
「私は副知事をクビになったのだよ!」と嬉しそうに告げるのであった。
平氏は「もう少し先の話になると思うのですが・・」と前置きし、淡々と【今後の世界】について教えてくれるのだった。




