9 神獣とダンジョンウォーカーとお爺さん
+++2025年6月8日(日曜日)午前6時+++
「ジロー氏!参ろうか」「ハイお爺さん」
2匹の獣は翌日にも異世界?のダンジョン?遺跡?を冒険するのだった。
「そう言えば・・ジローだけ【ハダカ】なのは危険だな!今度犬用の鎧でも作ろうな」と言うと・・
「やった!ヨロイ犬だ。世界初だね」と喜んでくれた。
そして・・「え~と、ここは【アズガルド】という世界の【ゴブリンダンジョン】であり、古代遺跡がダンジョン化したものだって!」と解説してくれたので驚く俺・・
「僕は【鑑定】があったので、注目するだけで色々教えてもらえるんだ!ワン」と言う。
「ワン?って・・たしかに犬だけど、今更ワン?」と俺が突っ込むと・・
「ラノベを読んだら、猫獣人は【にゃん】犬獣人は【わん】と語尾に付けるのがお約束なんだって」と賢くなっていた。
「そうか・・だから女子高生が畑に来た時に【無言】だった訳だ・・へ~賢すぎるじゃあないか!」と、今更気が付く俺だった。
洞窟の中は薄暗いはずなのに、攻略してからは明るく感じている。それに・・
持ち帰った【黒いタマゴ】を触ると・・<初期ボーナスを選んでください> と、表示されるので、気になって遺跡に来た訳だ。
俺はジローと共に、昨日と同じ完全防護と、グッズ満載のリヤカーで来た。当然体にはロープを巻いている。
<初期ボーナス> 【ダンジョンマスター】【ダンジョンウォーカー】【聖剣】【魔剣】等が表示されており、おそらくはどれも同じ位に貴重なものなのだろう。
知識で勝るジロー大して・・「お前はどれが良いと思う?」と聞くと・・
「僕は剣が使えないから論外!ダンジョンマスターって、おそらく【この】ダンジョンを設計できるんだろうけど、僕は色々な場所に行ってみたいから【ダンジョンウォーカー】が良いな」と言い・・<ハックション!>とくしゃみをしたところ・・
<ピコン!討伐パーティーの【代表者】が選択しました> <神獣ジローが、ダンジョンウォーカーに選ばれました>とアナウンスされたのだった。
「お爺さんゴメンなさい~鼻がダイヤログに当たっちゃった・・」としょげた。
「良いのじゃジロー・・わしは後 <ゴホン!> 数年の命なのじゃ!おヌシがダンジョンを自由に駆け回る姿を・・<ゴホン>見れなくて・・ウウ・・残念じゃ・・のお・・」
「おじいちゃ~~ん」
<<ワハハハ>> 「昨日見たドラマみたい」「ワハハ俺は長生きすっぞ!」
そんな時・・<<グギャグギャ>>というゴブリンの鳴き声が聞こえた!
「やばい!ボーナスを選択したからボス部屋が【リセット】された!」
「逃げよう!」「置いて行くな!」そおしてドタバタと2匹の獣はダンジョンから逃げ出すのであった。
+++完+++
そんなわけない!




