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とっても短いエッセイ集  作者: 七宝


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懐かしの日記(1000字)

メモ帳連載に9割ノンフィクションの日記を見つけたので、あの日の出来事を思い出しながら書いていこうと思ぴっぴ。


あれは3年ほど前のこと⋯⋯

パチンカスだった私は、愛知県弥富市にある大きくて四角いパチンコ屋(だいたいパチンコ屋は四角い。というか建物はだいたい四角い)でボコボコにされていた。


だが、やられっぱなしで帰るわけにはいなかい。そう思った私は店内でATMを探した。が、見つからない!! ので、道を挟んだ向こうのイオンタウンのどこかにあるはずのATMを目指して、車で移動した(この頃はまだ乗ってた)。


駐車場めっちゃ混んでる。遠いとこしか空いてない状態。

雨だったが、傘を持っていなかったので、屋根から屋根へ走って移動するというのを何度か繰り返した結果、まあまあ濡れた。


で、無事にATM発見。金をおろす。


夏だったので店内は冷房ガンガン。雨に濡れていたボクちゃんのぽんぽんはみるみるうちに冷たくなり、腹(:3X∠)_痛


男子トイレに駆け込むも個室が故障中だったので、多目的トイレへ向かった。

そして、鍵が青なのを確認して、ドアに手をかけた時だった。


「あ、取られた!」


後ろを向くと、7歳くらいの男の子と、その父親が立っていた。

ときに諸君は文脈など関係なく、普通にこのセリフを男の子のセリフだと思ったことだろう。聞いて驚け。親が言ったのだ。


「こいつウゼー」


子どもが私を指さして言った。親が親なら子も子だな。という言葉を初めて使う場面に遭遇した。


「あの、うちの子急いでるんですけど」


「いや、私も漏れそうなんですけど」


「なんで譲ってくれないんですか? うんこしたいよな、○○!」


「うん! でもこいつが譲ってくれないから!」


こんなやり取りをしているうちに私は「こんなヤツらに扉の外に立たれるのは嫌だな」と思い、移動してコンビニのトイレにでも行こうと思った。結果的にクソ親子に譲ることになったのだ。クソハゲめ!


って書いてあるけど普通にパチ屋のトイレ行ったよ。この頃はパチンカスだと思われたくなかったのか、あんまりパチンコの存在を見せてなかったよね。


なんでだろね。悪いことじゃないのに。

馴染んでればいいけど、入ったばかりの職場で「僕めっちゃパチンコやるんですよ」って会話出来ないですよね。言ってる人見たことないし。


あ。営業やってたとこの会社がそうだったわ。全員パチンカスで、元コヒレの人もいだんだよね。それでも私は「パチンコはよく分かんねっす」って嘘ついたけど。

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