ゴキブリ最恐譚
7月に書きました
一流の格闘家も、マフィアのボスも、自称感情を失った中二病の少年も、全員が思わず叫んでしまうであろうお話です。
あれは25分ほど前の出来事でした。
便意⋯⋯いや、洪水警報を感じた私はすぐにトイレに駆け込み、半ズボンとパンティをずり下げ、「ホふゥ⋯」と声を漏らしながら便座にプリケツを下ろしました。
いい感じの茶龍(ブラウンドラゴン:通称ブラドラ)を召喚し、その余韻を消化した私はトイレットペーパーに手を伸ばしました。切れているところを探します。⋯⋯よし、発見。
その時でした。
ペーパーホルダーの中からドデカいゴキブリが現れ、私の手に上陸したのです!
キャアーーーーーーーーーアアア!!
叫びながら振り払うと、吹っ飛んだゴキブリはあろうことかパンツに着地し、パニック状態で動き回っています。
当然私もパニックになり、お尻にうんちを付けたまま、泣きながら足だけでズボンとパンツを脱いでトイレから出ました。
ティッシュでお尻を拭き、お風呂場に行ってシャワーで洗いました。
その後、すぐにゴキブリホイホイを組み立てて、トイレの床に設置しました。明日見たら獲れてますように。
捕れてました。が、本人確認が出来ないので恐怖は続きます。




