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とっても短いエッセイ集  作者: 七宝


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パチ屋のヤバジジ&ヤバババ(1400字)

5年くらい前の出来事です。


その日私は家から1番近いパチ屋でCR真・北斗無双を打っていたのですが、出現確率約10万分の1と言われているエイリやん保留が入賞したんです。


ものすごい音が鳴りまして。

隣で打ってた怖そうな兄ちゃんが「エイリやん! エイリやん!」と大興奮で、「写真撮らせて!」ってスマホを取り出したんです。

もちろん私も大慌てで写真の準備をしたのですが⋯⋯


いいよね、こういうの( ◜ᴗ◝ )


知らん人と喜びを分かち合うの、いいよね(*´ω`*)


という話はここまでで、その日同じ場所で出会った3人のヤバ人間の紹介をしていきます。正直エイリやんニキ以外の存在を忘れていたのですが、メモを見てすべて思い出しました。やっぱり頭の中に抽斗(ひきだし)ってあるんですね。鍵挿せばちゃんと開くんだ。


ということで行きますよ! エントリーナンバー1!!!!


ジジイ!!!!!!!!!


めちゃくちゃ怒鳴りながら打ってるジジイがいまして、後ろを誰かが通る度振り返って「おぅらぁ!!!!」とか意味不明な怒号を発するんです。んでボタンや画面(アクリル板?)も殴りまくり。なんで出禁にしないんだろ⋯⋯と思いながら隣の隣で打ってました。

あ、もちろんですが私が先に居ました。こんなヤバいジジイの隣の隣に座んないです。


で、しばらくして私の台が当たりまして。


そしたらそのおじいさん、私の方に体を向けて、私の台を指さして、丁度通りかかった女性店員さんに顔を向けて


「おぉい!!!! 当たっとるがや!!!」


って、めちゃくちゃ激怒したんです。


その店員さんも、私も、めっちゃ怯えました。5年前なんて私まだ学生ですからね。今みたいに無敵の人じゃなかったんで、ちゃんと怖いものに怯える感性があったんです。


その後も自分の台を殴りながら怒鳴り続けてました。なんで出禁にならないんだろ。


その2!!!!!!!!


ジジイ!!!!!!!


全力で台を殴るジジイ。

さっきのジジイが右の右、このジジイは左の左でした。


もうね、周りの人全員が振り向くレベルの殴り音なの。台ぶっ壊れるんじゃないかってくらいの全力のグーをボタンに叩きつけてるの。怖すぎ。私かわいそすぎ。ヤバジジに挟まれて。オセロだったら私もヤバジジになっちゃうよ。


その3!!!!!


ヤバババ!!!!!!


一見何の変哲もない古い屋敷⋯⋯ではなく、古い⋯⋯あ! 令和の時代にこんなこと言っちゃダメか!!!


古くないお嬢さんです!!!!


ジジイのオセロに耐えられる訳もなく、当たりが終わった瞬間に離席して、海物語の島に行きました。(島というのは本物の島ではなく、列と思ってください。本当はちょっと違うけど、説明面倒なので)


で、すぐに当たって連チャンしてたら、隣におばあさんが座りました。


何回目かの当たりまでお互い無言だったのですが、その何回目かの当たりがかなり珍しい当たり方をしまして、それを隣で見てたおばあさんが「すごーい!」って話しかけてきて、私も「ねー、すごーい! 珍しい!」って言ってました。


で、それからも何回か私の台についての会話があって、フレンドリーな人だな〜と思ってたのですが⋯⋯


自分の台を殴り始めました( ˙-˙ )


しかも怒鳴りながら⋯⋯


コイツも悪いババアだったのかよ!!!


ここなに!?(´;ω;`)魔境???


さっきまで楽しくお話ししてた私が真横にいますけど!?(´;ω;`)私にヤバババって思われてもいいの???


って話でした!!!!!


どうよ(ФωФ)1日にこんだけ狂人見たことある? この3人の前にエイリやん保留引いてるし、この日は本当にカオスだった⋯⋯

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― 新着の感想 ―
実はそのお店、パチンコ台が置いてある一風変わったボクシングジムだったりして…
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