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とっても短いエッセイ集  作者: 七宝


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むかしむかしのお話

もう20年近く前かな、祖父母宅での出来事。それを書いたメモが見つかったので転載。

居間に行くと母が(しゅうと)(私の祖父)に、鬼のような形相で暴力を振るっていたんです。両足を脇に抱えて、右足で股間をギューギュー踏んでいるのです。


爆笑してしまいました。光景がシュールすぎてハチャメチャに面白かったのです。


ですが、よく考えたら若い母が年寄りである祖父に暴力を振るっているのです。ただ事ではありません。


私は「やめてあげてよ、じいちゃんかわいそうだよ」と言いました。


すると祖父は「言うな。言うな⋯⋯」と、母のことは分かっている、という感じの口調で言いました。母は爆発してしまったのでしょう。祖父はそれを分かっていたのです。甘んじて受け入れると、そう言ったのでしょう。


それから数分間、母による暴力は続きました。終わるまで私はずっと爆笑でした。

母に聞いてみたところ、祖父が味方のフリをした敵だったことが判明し、ストレスが爆発したとのこと。


なんか羨ましい。私だったら爆発する体力ないわ。

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