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オーレンドルフ立志伝  作者: オガ
立志編
4/21

始めての大学受験

 遂にこの日がやって来た、ポランド陸軍士官学校の入試日だ。

 この試験に受かるために結構勉強をしたつもりだ、だから大丈夫…なはず。

 

 試験は全部で2日、初日に面接2日目に筆記試験がある、初日の面接は時が戻る前の職業が新聞記者だったので、上面を取り繕うくらいなら造作もない事だ。  

 しかし問題は2日目だ、歴代や世界情勢はまだしも、算術や物理は兄さんとペトラに教えてもらった今も正直心許無いが今は二人を信じて試験を受けるだけだ。

 試験会場の士官学校に着いた、それにしても物凄く広い、遠くに見えるあの建物もこの学校の敷地内だそうだ、ただ広いだけではなく一つ一つの建物がとても洗練されており見ているだけでも楽しいが、今はそんな事をしている場合ではない、第一ここに入れば嫌でも毎日見るじゃないか、今は目の前の事に集中しよう。

 その後、少し迷いそうになりながらもなんとか会場に着いた。

「オーレンドルフ・シュトレーゼフさん、入ってきて下さい。」


 部屋に入ると五人の大人が座っており一通り入室する際の礼儀を済ませ、勧められて椅子に座った。

「オーレンドルフ・シュトレーゼフさんで間違いないですね?」

「はい」

「ではこれより舳ポランド陸軍士官学校第一次試験を始めさせてもらいます」

その後ありきたりな問答を五回ほど行い面接は終了した。


 よし!まずは初日はクリア、なかなかに良かったんじゃないか、新聞記者をやっていてよかった。でも本当の山場は明日なんだよなぁ〜、がんばろ。


 翌日昨日の面接した部屋とは違いとても広い部屋にやってきた、普段はここで在校生が授業を受けているらしい。

 全部で千人はいるかと思うほどに詰め込められた受験生を見ていると、ようやく受験というものを始めて実感したように感じた。

 テスト自体はそんな難しいものでもなく、思ったよりあっさりと試験本番は終わった。



 2日後家に手紙が来て俺の合格が決まった、朝起きた途端にあっさりと父さんから伝えらてた、兄さんが大学に受かった時はとても喜んでいたのに俺の時は違うのかと聞いたら。

「士官学校は入ってからが本番だ受かったからって一喜一憂するんじゃない。」

 と言われてしまった、確かに除くそうだとは思うけど、少しは嬉しそうにしてほしかった。

 その後母さんには程々に褒められ、兄さんには、合格祝いとしてなんか変なストラップを貰った、シビィクには

「1年目で辞めるに決まってる」

と言われ、ペトラからは

「すごーい本当こ受かると思ってなかった」

とお褒めの言葉かよくわからない言葉をかけてもらった。


 そして2ヶ月後、ポランド陸軍士官学校着校日になった。


 






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