この世の地獄
戦争が始まった、前の時間軸より2年ほど早く始まった戦争の最初の戦闘は極東だった。
ヒノモト国が大陸での軍事作戦を開始し瞬く間に華国の軍隊を自国の傀儡国の大地に引き込み、大量包囲殲滅を成功させその戦いの雌雄は決した、後は時間の問題だろう。
トリコローレ国は南の大陸でドライ帝国軍と共同戦線を構成し、砂漠の狐の二つ名を冠する将軍と共にブリカース連合軍を撃破し要所のスワズ運河の制圧まであと少しに迫っていた。
ドライ帝国はロード諸国を撃破しその過程で大量のブリカース連合軍を包囲し、船で海に逃げる前に大損害を与えることに成功した。
その勢いのままフランチェ国の首都にまで攻め込み傀儡政権を樹立させた。
大戦が始まり半年が過ぎた辺りでルドルフからお呼びがかかった。
「オーレンドルフ君遂にコルン連邦との戦争が始まります。
貴方にはこの2700キロにも及ぶ予定の戦線の南部戦線を担当してもらいます。
我々の予想ではドニプロ川までは容易に前進出来るでしょうがここで戦線は膠着すると考えています。
このドニプロ川は最大川幅か3キロのところがあるほどの巨大な河川です。
この防衛ラインでの要所の一つが貴方が担当する戦線にあります、ケェーウです。
この都市には大規模な補給場と飛行場がありここを取れは補給が改善されそこら一帯の制空権が掌握できます。
ここでの戦線では貴方が専攻していた戦車部隊を預けます、ポランド共和国がドライ帝国からのライセンス生産していた戦車も合わせれば1000を軽く超える数の戦車数になります。
ここを突破したあとは各地で残党を殲滅しつつ首都モスクまで陥落させます、ですがそれでもコルン連邦が降伏しなければヒノモト国に参戦を仰ぎ第二戦線を作り出します。
この戦いは貴方の戦線にかかっています、頼みましたよ!」
この話し合いから3ヶ月後の春、枢軸陣営がコルン連邦に宣戦布告し2700キロに及ぶ全戦線で両軍合わせ400万の兵隊の殺し合いが始まった。
当所の予想通りドニプロ川までの全身は簡単に出来た、だが案の定ケェーウで前進が止まった。
ケェーウを陥落させるためポランド、ドライ連合軍は猛攻撃を開始した。
砲弾の雨を降らせ敵兵が隠れる場所を無くし、家屋を燃やしそこから出てきた兵士か一般人かはたまた子供かも分からない火ダルマを機関銃ですべて殺したが、生き残りの兵士達や、銃を与えられるだけ与えられ撃ち方すらろくに分からない一般人が壊れた家屋の瓦礫に隠れ抵抗を続けた、こうして俺が手間取っているうちにコルン連邦の機動部隊がケェーウに到着した。
俺の部下が戦車に踏み潰されミンチになりどんどんと戦線が後退していった。
ここで俺は機動部隊の投入を決意した。




