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オーレンドルフ立志伝  作者: オガ
軍人編
19/21

世界大戦前夜

 奪われないために奪う、そう心に決めたポランド共和国や俺の動きは早かった。

 まずは北にある3つの小国を軍事力を盾に占領。

 それと時を同じくしてドライ帝国は同じ民族国家のハドラー国やチェコス国の一部地域の割譲を進めていた。

 南ではトリコローレ国はアディスピア侵攻を終了させてアルバン国を吸収合併していた。

 はたまた極東では1つヒノモト国の勢いが日に日に増している。

 ポランド共和国の周りの中小国のルーマ国やブルガリ国がドライ帝国の陣営に加盟することになった。

 ドライ帝国はこの俺達の陣営を世界の真ん中であり自分達中心で回すという意味を込め枢軸陣営と名付けた。


 こうして世界が戦争へ進んでいることが分かっていてもそれを止めようとするどころか、俺はポランド共和国機動部隊の強化を推進していた。


 こうして各国が軍拡などを勧めながら2年ほどだった日に急に家にルドルフがやって来た。

「オーレンドルフ君、遂に始まります。

 先日ヒノモト国から大陸での本格的な戦闘を開始すると伝達が有りました。

 総統閣下はこの期に東のフランチェ国に対し侵攻を開始すると決めました」

 

遂に始まるか、いや待てよ確か… 

「だがフランチェさせてとドライ帝国の国境線にはとても強力な要塞線があったがそれはどうするつもりだ?」

「それは問題ありません、要塞線のないロード諸国を道にして迂回すれば要塞線などをスクラップも同然です!」

 確かにそうすれば容易く進行できるだろうが、確かロード諸国は中立国だったような…

「そしていざ戦争が始まった場合はいつコルン連邦が侵攻を開始してもおかしくはありません。

 ですから貴方のにはいつでもそれらへ対処出来るように指定てもらいたいです」

 その後細かい今後の動きを話し合うとルドルフは帰っていった。


 ルドルフが帰るとペトラが心配そうな顔をしていた。

「これから戦争が始まるの?」

「ああ、だが大丈夫だ、俺はこの日のために色々と手を尽くしてきた。

 だからお前は心配しなくてもいい。」

「でも、戦争が始まったら悪くない人達が死んじゃうんだよ、そんなのだめだよ。

 オレン、なんとかできないの?」

 確かに罪のない人々が死ぬのは耐えられないが、俺の家族が死ぬのはもっと耐えられない!

「俺にはこの戦争は止められない。

 だが、俺はお前達を守るためなら何でもする。

 お前を絶対に死なせない!」

「うん、信じてる。

 でも無理はしないでね?」

「ああ…」


 その後の9月1日、前の時間軸でドライ帝国がポランド共和国に侵攻してきた日にちと同じ日に、ドライ帝国はフランチェ国へ侵攻を開始した。






 

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