前準備
士官学校を卒業し下士官になった、まぁ当たり前のことだ。
では士官学校を卒業し自分がこれから務める駐屯地に着いたが卒業前の日常とあまり変わらない、これはどういうことだろうか?
理由は簡単だ、俺の軍人としての初めての赴任地が四学年現地赴任期間にいたザルベール駐屯地だからだ。
確かにこの国は機甲師団が少ない、だから俺の赴任先候補は少ない、だが!以前と同じ駐屯地は無いんじゃあむかいか?
まぁ全く変わらなかったわけでもない、例えば赴任期間中同期だったポルコ達とは上官と一般兵士という明確な上下関係が出来上がった。
だがポルコなどの数少ない兵士は赴任期間と同じように扱ってきた。
「よう優等生、下士官になって最初の赴任先がここなんて何かしら縁があるんだろうな。
じゃ、これからもよろしくないな将校殿!」
このような接し方は軍の規律上上下関係はしっかりとしておかなくては、いけないため逐一注意をしているが一向に無くならない。
でもこのように緩く接してくれた方が俺的には楽なんだがな。
駐屯地での生活は士官学校と比べると少し緩い気がするがそれでも十分きつい、駐屯地では士官学校と違う息抜きがある、酒だ。
士官学校では未成年者が居るため寮では基本的に飲酒は禁止だったが、駐屯地はほぼ全員が成人なので訓練後の夜間時間内での酒盛りは連日良い盛り上がりを見せている。
しかしながら俺もよく酒盛りに参加しているが上官との酒宴では大体酌をやらされるので、俺はよくポルコ達一般兵士の下へ行き酒を飲んでいる。
こうして二ヶ月ほど経ち駐屯地での生活にも大分順応してきた頃にルドルフからの手紙が来た。
『 オーレンドルフ君、私達の方での準備は大方終了しました。
あとは行動をお越し私達の息のかかった者を首に置けば悲願は達成します、その暁には貴方もそれ相応の役職に付けるように致します。
さて、貴方に何をしてもらうかですが、貴方にはザルベール駐屯地の抑制をお願いしたいです。
具体的にどのようにしてもらうかは貴方に任せます、要は私達が行動している間にそこの駐屯地の兵が駆け付けなければ何でも構いません。
ではご武運をお祈りしています。』
ふむ、どうしようか?
まぁ連絡が来なければいいんだし、電話線を切って置けばいいかな。
こうして各々が自分役割を終え遂にクーデター決行日がやってきた、勿論駐屯地の電話線は切っておいたあとは結果を待つだけだ。




