学び舎との別れ
ルドルフとの再開から暫く経つと四学年の夜間哨戒歩行訓練が終わり遂に四学年現地赴任期間間近となった。
四学年現地赴任期間とは四学年が実際の駐屯地に行きそこで卒業まで勤務する期間だ、これが終わると遂に俺達は下士官として本当の軍人となれる。
ルドルフからは一年ほど根回しに時間がかかるため、それまでは今までと同じ様に生活し周りからの評判を上げておけと言われたため暫くは平和に過ごせるだろう。
その後しばらく時間が経ち俺の赴任先が決まった、ザルベール駐屯地だ、ドライ帝国との国境線に近く、国内で最大級の機動部隊の駐屯地でありまたポランド共和国最強との呼び声高い第一機動部隊の基地だ、ここで俺は約半年勤務ことになった。
駐屯地の生活や訓練は思ったより普通だった、朝6時に起床しその後訓練、昼飯を食べ訓練の後風呂に入り、就寝。
士官学校の座学を抜き訓練にし、指導してくる人が上級生から上官に変わっただけであり生活面はあまり変わらなかった。
だが大きく変わったものもある、それは人間関係だ士官学校生の頃は下級生、上級生の上に教官という細かい階層わけがあった。
だが駐屯地では上官の下に兵士というとてもわかり易く簡潔な体制なため隊員同士の距離がより近くに観じとても気さくな人も多かった。
「よう優等生さん、俺はポルコ・ゼンフィスよろしくないな!
あんたここでの勤務が終わったら俺等の上官になるんだろ?頑張れよ
でもどうして軍隊なんかに入ったんだ?あんたの脳みそならいい大学に入れただろうに」
「ええ…そうかもしれませんね…」
確かに軍隊に入らずに違う大学に入ることも可能だったかもしれない、だがそれでは俺の守りたい物が守れない!
「ですが俺には守りたい物が有りました、そのためには軍隊に入り将校になることが必要と考えたためです」
「そうか、お前さんには立派な目標があるんだな、そんな事を聞いちまったら俺の入隊理由が馬鹿みたいだなぁ…」
「いえ、どんな理由であっても入隊しくにを守ろうとするのは立派です。
所で貴方の入隊理由を聞かせてもらっても?」
そう俺が聞くとポルコは申し訳無さそうにしながら自分の入隊理由を話てくれた。
「怒らないで聞いてほしんだが…俺の入隊理由は女にいい顔したくてな。
ほら、軍隊に入って任期満了して退役したら勲章が貰えるだろ。
あれがあると女にモテるって聞いてな…」
「あはは…そっ、そうなんですか、まぁ入隊理由は人によりますし」
正直開いた口が塞がらなかった。
そのような愉快なことがありながら、四学年現地赴任期間が終了し俺は士官学校を卒業した。
俺は軍人になった。




