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オーレンドルフ立志伝  作者: オガ
士官学校編
10/21

夜間哨戒歩行訓練

夏季休暇が終わり士官学校の寮に続く道には多数の士官学校生がいるが、全員負の気が立ち込めているように見えるがそれは俺の思い違いだろうか?何を隠そう俺もその一人だからだ、ああ…学校行きたくねー。


 ポランド陸軍士官学校の中期には、一大行事が存在する、夜間哨戒歩行訓練である。

 この訓練は一学年にとっては士官学校での人権の取得、四学年にとっては士官学校最後の行事である。

 何故四学年からとってこの行事が最後になるのかというと、四学年は中期の中頃から実際の駐屯地に行きそこで勤務するのだが、そのまま卒業してしまうので四学年とっては本当に最後であり士官学校四年間の集大成なのだ、ちなみに内容はと言うと一学年は八時間、二学年は九時間、三学年は十時間、四学年は半日深夜零時から周りを索敵しながら歩くというものである。

 その荷物というのがまた重い、背中に背負う二十キロに銃そして歩きにくい半長靴地獄の様相である、さらに訓練中は敵役の人員がおり発見次第、だれかと呼びかけ三回以内に回答がなければ敵と判定し部隊に知らせるという手順を踏む必要がある、もし敵を見逃したりした場合はその場で即刻部隊全員にペナルティがくだされる、ペナルティは敵役の上級生や教官が決定する。

 そして一ヶ月の練習後遂に夜間哨戒歩行訓練の日がやってきた、一学年総勢五百人が共和国北にある軍直轄の演習地にやってきた、まだ10月だというのにとてつもなく寒い。

 それにしてもやだな、8年後も歩きっぱなしなんでしよ絶対辛い、まぁけど教官がおっしゃでてたけど将来的に部下を持ってその命を預かることになるんだからしっかりやらないとな。

 こうして訓練が始まり二時間程が経過し疲労が溜まってきた辺りで敵役の人員を発見した。

「だれか」

「はっ、四七一部隊であります」

 ここで俺は肩透かしを食らった間隔に陥った、なんだ敵じゃない人も配置されてるのか。

 そうして油断し中をおろした瞬間、俺はレプリカ銃で撃たれてしまった、このあと知ったことだが敵の中にはわざと元々存在しない部隊名を言い部隊を混乱させようよする敵も居たらしい。

 その後その敵からのペナルティで部隊全員がその場でスクワットになり俺は五百人からの批判の視線を浴びることになった。

 この夜間哨戒歩行訓練で一番活躍した生徒といえばルドルフだろう、空を見ていると思えば急に

「星があそこに敵がいると言っている!」

  と言って次々と敵を発見していた、まじかよ、その成果もあってかその後全くペナルティを受けずに訓練は終了した。

 こうしてラインハルト先輩は新たな駐屯地へ、俺達は人権を確保することを達成した。






 

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