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Twice System  作者: 成崎夢叶
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そしてこれからも。

あれから三年の時が経った。


城下町を中心とした被害の出た所の復旧を終わらせ、


三年かかってしまったが、終止符を打つ。


今日は亡き前国王八雲の戴冠日。


数日前、ふと葉月と夜乃の前に現れた一人の青年。


その名も、『グラース』という。


彼は答えた。


「あの忌まわしき戦いからもうすぐ三年だ。

そろそろ国の復興も進んできた。


暦を変えるのはどうだい、我が王よ。」


あの戦いから正式に鈴から双子付きの使用人への昇格と


将来の夜乃の婚約者の命を受けた湊は、グラースの登場により、すぐさま戴冠式の準備を始めた。


王のない国を三年以上も続けるもの不安になってきたころの話だった。



国民が集まった広場に戴冠の儀式を行った葉月、


皇女の儀式を終えた夜乃が姿を現した。


大きく広いこの国の何処へ居ても聞こえるように


『拡声』を使ったメガホンを手に取る。


「こんにちは。国民の皆様。

三年間も王のいない、指導者のいない国となってしまったこと

その中で各々が復旧と国の更なる発展に努めてくれたこと

その三年間のすべてに深謝する。


これより、我が国は二度とあの恐怖がないような

誰でも平等に生きれる、そんな国を目指していこうと思っている。


これからもどうか、力を貸してくれないだろうか。」


まだ、皆は知らない。

グラース暦初代国王 葉月によって創り上げられた国の基本により

国は大きく発展し、グラース暦は過去最長の長さを誇ることを。


未来を見ることを出来る者だって、予測できることはない


その暦を表す言葉はただ一つ。


『平和』


その一点に限ったのだった。


これにて Twice System は完結とさせて頂きます。

多くの皆様の閲覧、評価ありがとうございました。


また、次回作もよろしくお願いします。

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