再戦
「私と奏を呼び出しておいて何の用だ。」
イリヤバーデンには、桜子と奏、そしてその下に着く者たちが来ていた。
雪華は言った。
「うちはあんたたちへリベンジがしたくてねぇ・・・。」
[ゲームの始まりです。]
「そうそう、私達は言われてんだよね。
野狐様から貴方たちの足止めをしてほしいと。
あんたたちは生徒会長に接近するとき、邪魔だからね。」
「私たちを足止めできると思っているのか??」
「すまねぇな。俺らも本気で行くからよ。」
NO.1のいない、SIGMAとDELTAの前に買って出たのは龍希だった。
「美妃さんも野狐さんもいねぇけど、退屈させたりはしねぇよ!」
「下らないわね。私達2000人の前にたったその人数で対抗するつもりなの?」
奏の言う通り、2000人余りのアドガメント陣営に比べ、エンデルア陣営は
愛姫、雪華、絵奈、操也、龍希、重しかいない。
「誰が、少人数だって??
全く、お前らはほんと世話が焼けるよ。」
「絵奈、雪華。あたしはどうすればいい?」
「水無月先生はそのままで、私がサポート入ります。」
水無月に現状と作戦を伝え、雪華は姿を変える。
彼女の美しい金髪は一瞬で光を跳ね返す銀髪へと変わる。
また、絵奈は懐から大きな鎌を取り出した。
「死神の力、見せてやりますか。」
「はしゃぎすぎないで。絵奈。」
「わかってますって。そっちこそ雪女の力暴走させないでくださいね?」
「やりますか・・・・。」
[響力『操作』、マインドクロスコントロール]
[響力『重音』、Twice Rhyme Beat]
戦いはまだ・・・・始まったばかり・・・。