鬼教師
「そろそろ決着つけようぜ……」
そういった時だった。
イリアバーデンのヴァーチャル空間の電気が消えた。
この空間の電気は外からでしか操作できない。
5分くらいたって現れたのは、袴姿の成人女性。
「この馬鹿共!
勝手に他校の侵入を許してどうする!?
お前もだ!召介!
もっと最善の術があっただろう!?」
「違うんです!水無月先生!
勝手にあいつらが……ってあれ、いない……」
召介が気がついた時にはもう、桜子達は姿を消していた。
再び、水無月のほうへ視線を向ければ普段は隠している筈の
2本の角が表れている。
野狐に視線で助けを求めるが、そっぽを向かれてしまった。
「召介、いい報告と悪い報告、どっちから先に聞きたい?」
しばらく考えてから、答えた
「いい報告で。」
「正式にこれでお前のスパイ活動は終わった。
そして、悪い報告はな
お前の配属が、妖科に正式決定した。」
「ちょっと!?俺確かに妖の血を引いてますけど、
響力には影響ないじゃないですか!?」
反抗する召介よ頭を抑え、水無月は話を続ける
「お前の父親の召喚と、母親の化け狸の響力が混ざったものだろう?
あと、一言付けるとするなら、お前は特進クラスだ。」
「もしかして……担任って……?」
「あぁ、私だ。」
「嘘だ……」
愕然とする召介を置いて、皆はいつもどうりの生活を送ろうと、各自の教室に戻って行った。
これから事態が悪化することなんて知らずに……
上手く書けなかった水無月先生のお話
名前→戸隠 水無月
エンデルア学園、妖科特進クラス教師
常に和装で、赤系統の服を好む
鬼教師と呼ばれるほど、怖くて強い。
野狐と水無月先生が喧嘩したらこの学院終わるんじゃないかな(by成哉)
響力→「????」