表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/99

90話 銀髪の少女


「あんた!起きなさい!あんた!」



バチンッ!!


「ぐへぇ!」


頰に思いっきりビンタをくらい

目がさめる。


目を開けると妻が俺を睨んでいた…。

な、何だ!?何があったんだ!?


「あんた仕事辞めるってどう言う事よ!

家計はどうすんのよ!」


……………………???

そ、そうか!

確かポチが学園の生徒に怪我を負わせ、

魔法の木まで切り倒してしまったから

責任を取って辞表を提出しようと

しに行ったら、突然ドアが吹き飛び

そこから記憶がない…

多分気絶していたんだろう…


そして何故か現在、目が覚めた場所は

魔法の木の林…

しかし学長室は120m上空…

あそこから落ちて助かるわけがない…

何故俺はこんなところにいるんだ?

そして何故学園内に妻が…


「どう言う事って聞いてんのよ!

このガリ男がっ!!」


ドスッ!!


「ぐわぁぁぁぁ!!」


妻が俺の股間を

思いっきり蹴り飛ばした…


そろそろウチの子にも弟か妹が

欲しいな〜っと

この前言ってた癖に

何て場所を蹴りやがるっ!!?



「お父さん……お父さん

ニートになるの?」


な!?息子まで!?

いや、まだ幼い息子だから

家に放って置くわけにはいかないか…


「ちょっと!ナバちゃん!?

お仕事辞めるってどういう事!?」


「え!!?ママぁっ!?」


母が走って来た…

驚きすぎてママって

言ってしまったじゃないか!



「ちょっといくら何でも

それはダメだと思うな

ナバ君…」


「そうよ!そんな男に

娘をやった覚えはありません!」


「お!お義父様!お義母様!?」


お義父様とお義母様まで!?

めちゃくちゃ気まずいぞ!!!


「おー!ナバ君じゃないかぁー

元気してた?」


親戚のおじさん達まで…

いったいどういう事だ?


「おお!ナバちんじゃ

ないちんか!?

お久しぶりちんちん!!」


な!?

確かデブーチとかいう

アゴがスマートなデブ!?

何故こいつが!?

絶対こいつは親戚じゃないだろ!?


「あんた仕事辞めるなら

離婚するからね!!」


妻の怒りが頂点だ…


「しかし、俺のせいで

生徒に怪我を負わせ…

貴重な魔法の木まで…

俺に教師を続ける資格は……」


「大丈夫ですよ!」


ポチに噛まれたはずの

金髪の生徒が歩いて来た


「ワンッワンッ!」


何故か生徒にポチが

めちゃくちゃ懐いてる。


「怪我なんかしてないですし!

魔法の木も無事です!」


生徒が両手を見せた後に

魔法の木を指差す。


生徒も木も無傷だ。


「そんなバカな…

夢でも見ていたのか?」


「夢でも何でもいいから

離婚するの?しないの?」


妻が問いかける。


「ごめんなさい、

離婚しないでください。」


「ならよし!早く稼いで

今より立派な家建てなさい!」


とりあえず、俺は仕事を

辞める必要は無いみたいだ。


「全くぅ〜人騒がせなやつちんね〜

また困った事があれば

僕ちんを呼ぶちんよー!」


「デブーチ君がナバ君を

見てくれたら安心だねぇ!

アッハッハッハ!!」


「任せろちん!」


親戚一同で大爆笑している…

何なんだこのデブは…


「あの…皆さん

俺の為に集まってくれた事は

嬉しいんですが、どうやって

集まったんですか?」


「銀髪の少女に呼ばれて来たのよ」


「わしらもじゃ」


「わてらもや!」



銀髪の少女?



……………………

遠くの方からウチの生徒の

ディナディナとかいう奴が

イタズラな笑みを浮かべて

俺を見ている……

あいつか…だが何故?

どうやって?……



「ぼくちんは娘の様子を

見に来たついでちん!」


お前は知らん!

………………え!?


「貴様!?娘がいるのか!?」


「いるちんよ!養子ちんけどね!」


世の中…何があるかわからないな……。



こうして…俺は仕事を辞めずにすんだ…




………………

数日後…



「おい!貴様!

いったい何者なんだ!?」


学園の授業が終わった後に

ディナディナを生徒指導室に

呼び出し、問いかける。


「何者も何も妾はただの

ぷりてぃーな女子生徒じゃよ?」


「とぼける気か?

だいたい何だ!?その態度…」


「えーと、確か…ママぁ〜

じゃったっけ?」


「うっ!?」


やはり…聞いてやがったか!?


「いや、ママぁぁぁん♡

じゃったっけ?」


「わかった!もういい!帰れ!」


「じゃあ、帰るかの。

また明日の〜

ナバ君!」


バタンッ!


ディナディナが

ドアを締めて出て行く。


あの野郎…いつか絶対に

正体を暴いてやる…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ