表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/99

86話 入学式初日から説教されました。


ドラグニングをデコったりしてたら

入学式に遅れちゃった!


ひいお婆ちゃんと一緒に

入学式が始まってる

旧コロッセオに着陸!

何でか魔法攻撃されちゃったけど

全部斧で弾いちゃった!

てへへっ



着陸して地面に足をつけたら

周りの生徒達が集まって来たよ!


「今のすごい!そのドラゴン

飼ってるの?」


「先生の魔法弾いてたよね!?」


「頭にツノ生えてる!?それ本物?」



あわわ……

自分と同じくらいの歳の子達が

集まって来た…。

私より歳上の生徒達は

黙ってジロジロ私達を見てる…。


「ミローナちゃーん!!」


「あ、ラーニアちゃん!」


ラーニアちゃんが生徒達をかき分けて

声をかけて来た!

お互いのお母さん同士がお友達だから

たまに一緒に遊んでたんだ!

というか同年代のお友達が

ラーニアちゃんしか居ないんだ!


「うわっちょっと!押さないで〜!」


周りの生徒達がラーニアちゃんを

押し戻してラーニアちゃんは

見えなくなった……。


「ねぇねぇ!あなた達お名前は?」


女の子が質問して来た。


「わ、私ミローナ!よろしくね!」


「妾はルナじゃ。」


ひいお婆ちゃんは正体を隠す

つもりらしいから偽名を使うんだって!


「へー!偶然ね!私もルナよ!」


「私もよ!」


「私も!」


「オラも!」


「わすも!」



……………………

ひいお婆ちゃんが一瞬フリーズした。


「し、しまったのじゃ……。

ルナと言う名前の生徒が

少なくとも5人いるなんて

想定外じゃ…。」


ひいお婆ちゃんが私の耳元でささやく。


「じゃあ、ディナちゃんでどうかな?」


「ぐっとあいであじゃ!

さすが妾のひ孫ミローナじゃ!」


ひいお婆ちゃんがガッツポーズを取る。


「じ、実は妾…ルナじゃなくて

ディナなんじゃよ〜。」


ひいお婆ちゃんが

周りの生徒に向かって名前を訂正する。


「奇遇だな!俺もディナだ!」


「俺も!」


「おでも!」


「拙者も!」


「ふへへ……。」



………………………

「な、なんて事じゃ…

ディナも5人居るのかの…

しかも全員男…絶対こやつら

ディナって顔してないんじゃが…

後半あたりから又兵衛とか

そんな感じの名前して

そうなやつらなんじゃが……

そして何で今、妾は

又兵衛と言う名前を

思いついたんじゃ…。」


「ひ、ひいお婆ちゃん落ち着いて…

ディナを2回続けて

ディナディナとかどう?」


「ぐっとあいであじゃ!

さすがミローナは天才じゃな!」


ひいお婆ちゃんが両手で

ガッツポーズを取る。


「じ、実は妾…ディナはディナでも

正式にはディナディナなんじゃ!」


「奇遇でござるな!

拙者もでござる!」


ディナディナも1人いた。


「うるさい!そなたは又兵衛じゃ!」


「え?でも拙者もディナディ……」


「又兵衛じゃ!」


「は、はい……。」


ひいお婆ちゃんが

気合いでディナディナの

名前を勝ち取った。やったね!




ひょいっ!



突然、ひいお婆ちゃんの体が浮いた。



ひょいっ!



それとほぼ同時に

私の体も浮いた……いや、つままれた。


「言い訳があるなら聞いてやろう。

ただし、入学式場の外でだ。」


細身で長髪の先生に2人とも

つままれたまま旧コロッセオの外に

追い出される…。



「私は、これから

お前達の担任になる予定の

ナーバムルだ。

お前達が何故

追い出されたかわかるな?」


「遅れちゃったから?」


「それもある…。」


「えーと、飛んで式の真ん中に

着陸したから?」


「わかってるじゃないか。

じゃあ、何故した?」


…………

さっきから、ひいお婆ちゃんが

喋らないんだけど何してるのかな?

チラッと横を見る……。



ぷるぷるっぷるぷるっ



ひいお婆ちゃんがほっぺを膨らませて

汗をかきながら震えてる。


怒られて悔しいけど

自分達が悪いってわかってるから

反論できないんだね!

一応その辺は大人なんだ…。



「よそ見をするな!

それに何だその頭の飾りは!」



ガシッ



ナーバムル先生が

私のツノを両手で摘んで持ち上げて

ぷら〜んっと宙吊り状態になる。



……………………

しばらく静寂が続く……。


「なかなか頑丈だな…。」


「先生これ本物…。」


「本物!?貴様!魔物か!?」


「お母さんが人間だから

多分人間かな……?」


お父さんはちょっと独特だけど

もしかして人間じゃなかったりして?

そんなわけないよね!

馬面の人も居るから

牛面の人もいるよね!


「そうか人間か……突然変異何かか?」


「多分。」


「それにしてもお前の顔…よく見たら

どこかで見た事があるぞ……。」


宙ぶらりんの状態から降ろさずに

会話してるけど降ろしてほしいな…。


「あの女にそっくりだ!

お前!母親の名は?」


「ルヴィネ。」


私がお母さんの名前を出した途端、

ナーバムル先生は目を見開いた。


「そうか……どうりで

生意気そうな顔なわけだ。」


「先生お母さんを知ってるの?」


「知ってるも何も……

俺はあいつのせいで

冒険者をやめた…。」


え?お母さん何やったんだろ?


「あいつの名前を聞いて

説教する気が失せた…。

今日はここまでにしてやる

次は無いと思え。」


そう言ってナーバムル先生は

コロッセオの方向に

ゆっくり歩いて行く。




「そうだ…ひとつお前の母親に

伝えて欲しい事がある。」




ナーバムル先生が立ち止まって

こちらを向く。





「あの時は悪かったな。

と伝えてくれ。」



そう言って先生は、去って行った。



「ひいお婆ちゃん…

先生とお母さんの間に

昔何があったんだろ?」


ぷるぷるっぷるぷるっ


「ひいお婆ちゃん?」


「ミ、ミローナ……

お、お手洗いは……ど…こかの?」


大変だー!!?

ひいお婆ちゃん!説教中にずっと

我慢してたんだね!?


「お手洗いの場所なんて

わからないよ!

探してくる!?」


「ちょ!ちょっと待つんじゃ!

こんな状況の妾を

1人にするのかの!?」





ヒュッ!!



ドンッ!!


何かがコロッセオの客席の方向から

超高速で飛んで来て着地する。


「おーい!ミローナ〜と

ルナディナ婆ちゃーん!」


「あ、お母さん!」


お母さんが客席から

ジャンプして来た。


「入学式初日から

先生に連れ出されるとか

大丈夫かよ。心配になって

来ちゃったぜ!…………ん?

お婆ちゃんどうしたんだ?」


「お……お手洗いはどこかの…。」


「漏れそうなら魔法使ったら

解決なんじゃないか?」


「そ、その手が…あったの……うっ!」


ひいお婆ちゃんは決壊寸前…。



「妾の膀胱にタイム・ア・ルーラ!

時間を数時間前に戻すのじゃ!」


ひいお婆ちゃんのタイム・ア・ルーラは

対象を直接触らないと

ピンポイントで時間操作出来ないから

この最終手段は人前では出来ない…

ひいお婆ちゃんが今恥ずかしい

ポーズなのは言うまでもないよね!


「ふー、危なかったのじゃ。」


「私が来てよかったな

ルナディナ婆ちゃん!」


「そ、そなたが来なくても

こうしてたのじゃ!」




あ、そういえばお母さんに

伝言があるんだった。


「ねぇねぇお母さん。

ナーバムル先生と知り合いなの?」


「ん?ナーバムルさんが

先生やってるの?

何か怖そうだなー。」


「やっぱり知り合いなんだ。

先生と昔何かあったの?」


「一緒にワンコ狩りに行ったぜ!」



「ワンコ狩?」


「そうそう山にワンコがいっぱい居て

絶滅寸前になるまで

食べ尽くしちゃったぜ!

いや、襲って来たから仕方がなく

倒してたから全部は

食べてなかったけどな!」


ワンコって美味しいのかな?

それより伝言伝えなきゃ。


「お母さん!先生がね

お母さんに…えーとえーと…

なんだっけ?」



あの時は……あの時はわ…わ…


思い出した!!



「あの時はワンコ食ったな!

だってさ!」


「懐かしいなー

ナーバムルさんは逆に食われてた

気がするけど…

ミローナ今度一緒に

ワンコ狩りに行こうか!」


「うん!ワンコ楽しみ!」


「ナーバムルさんにも

お土産にワンコ持っていくか〜!」




次の日に、お母さんと一緒に

ワンコを狩りに行きました。

後日、先生にワンコ1匹丸々送りました。



先生喜んでくれたかなー!


アグレッシブウルフ「ワンワン!」


ナーバムル「な、何だこれ……?」


奥さん「ちょっとあなた!何その犬!?

飼ってもいいけどちゃんと

自分で面倒見なさいよ!」


ナーバムル「は、はい……。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ