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78話 おーみんぐあっぷだね!


もう、お嫁に行けませんわ…。


ルヴィネさんの出産を手伝った日に

何故か服がゼリー状になっていて、

家に帰るまで気が

つきませんでしたわ…。


もしかして、誰かに魔法で

攻撃をされたのかと警戒しましたが

あれから一週間経っても体に異変は

無いので、多分問題ありませんわ。


他のウルツァイトの皆さんは

アダヴィダ村にいる

ルナディナさんに無理矢理

鍛えられてるらしいのですが……


私……あんな恥ずかしい

格好を見られたあとに

皆さんに会うなんて出来ませんわ!



………………………………

ともかく私だけ、

修行をサボっているのですから

ちゃんとお仕事しないといけませんわ…


私の診察を必要としている

患者は世界中に居ますもの!

さぁ!依頼を探しに冒険者ギルドへ…




あれ?冒険石に通知が届いてますわ?

「世界三大危険地域のライト・ヘルにて

魔物の異常発生が確認されました。

今までにない強大な

魔物が多数確認されています。

推定8人以上のウルツァイト冒険者の

パーティーでの討伐を推奨します。」




た、大変ですわ!!

アダヴィダ村にいる

他のウルツァイトの方々にも

通知は来てるはず…

早く合流しないとですわ!


ドラゴン・ヘルとダーク・ヘルの

異常発生は、ほとんどルヴィネさんが

解決したらしいですが、

今回は、それ以上の異常発生…

その上、ルヴィネさんはまだ出産から

一週間しか経ってませんわ…

討伐依頼を受けられる程の

コンディションを整えるなんて

不可能ですわ…。




急いで家から馬に乗り

皆さんが修行している

アダヴィダ村に向かって

2時間走りましたわ。

村に着いてから村人の方達から

ルナディナさん達の修行場所を聞き出して

やっと合流出来ましたわ。



「おー、メディックも妾の特訓を

受けてみたくなったのじゃな?」


12歳くらいの少女姿のルナディナさんと

ウルツァイトの皆さんが

アダヴィダ村の近くの森で修行中でした。

2位のミロスさんだけいないみたいですが…



「皆さん!大変ですわ!

ライト・ヘルで異常発生が!!」


「ああ、そうらしいの。」


ルナディナさんは、

平然とした顔で答えましたわ…


「い、今までにない異常発生ですわよ!

今すぐウルツァイト全員で!!」


「いや、その必要はないの。」


その必要はない?

ルナディナさんは、

この非常事態を

理解してないのですか!?


「とにかく!非常事態なんで…」



ビュンッ!!



突然、私の真後ろを何か岩の様な物が

横切りましたわ。



バキャッ!!



「痛ってぇぇ!!何だこいつ!

ウルツァイト

じゃないくせに強ぇぇ!!?」


岩がガジュガルさんの横腹に当たって

ガジュガルさんが悶絶しましたわ!?


「え?あんたウルツァイト5位よね?

ルヴィネとアミネラさん以外の

ウルツァイトってこんなに弱いの?」


身長2m以上の魔法使い女子が

ガジュガルさんと模擬戦?を

しているみたいですわ。


それにしてもあの方…

特殊魔法タイプみたいだけど

恐ろしい使い手の様ですわ…。

彼女から溢れ出てる魔力総量は

ほぼ無限に近く、

無制限に魔法を使えるも同然…


そしてさらに恐ろしいのは

その技術、彼女がどんな能力なのか

詳細は分かりませんが

彼女が操っているのは、

さっきの岩だけでなく

無数の岩と鉄の杭…

それが全て、浮遊して

彼女の思い通りに動くみたいですわ…。


あんな使い手今まで見た事ありませんわ…。



「キャメッションー

ちょっとは手加減しろよー。」


「キャメおねぇちゃん頑張れー!」


ルヴィネさんがルナディナさんの横で

魔法使い女子を応援していますわ。

ルヴィネさんの膝の上には

6歳くらいの女の子が…

ルヴィネさんの親戚でしょうか?



「エクルム君!応援ありがとう!

私頑張る!!」


君?まさか男の子ですか?





「お前キャメミールとか言ったな!

お前の魔法の特性は聞いてるぜ!

物と物を磁石の様にひっつけたり

反発させたり出来るんだってな!

周りに刺してある杭で磁力を調整して

その岩とかを飛ばしてんだろ?」


ガジュガルさん説明

ありがとうございますですわ。


「まぁ、正確には磁石ではないんだけど

それで合ってるわ。

それがどうしたの?」


「ほとんどの杭は

周りの木に刺さっている!

それを全て燃やしたら

お前は岩や杭を操れないよな!」



ガジュガルさんが

魔法スタイルに変身しましたわ。

炎タイプみたいですが……まさか!!


「ル、ルナディナさん!

彼を止めないといけませんわ!!」


ルナディナさんはのんきに

ジュースを飲んでますわ…。


「お!メディック先生来てたんだ!

元気してた?

この前は出産手伝ってくれて

ありがとね。」


「ル、ルヴィネさん!

早く彼を止めないと!

森が一面焼け野原になりますわ!」


「さっきからうるさいの〜

森の一つや二つ妾が直してやる。

黙って見とれ。」


…………………………………………

そこまで言うならルナディナさんを

信じるしかありませんわね…。



「さぁ!俺の炎を喰らいやがれ!」


ガジュガルさんの炎魔法で

辺り一面焼け野原に!!




……………………

ならないですわ…?



「ウルツァイトって

本当に弱いのね…。」



……………………………

キャメミールと呼ばれていた

魔法使い女子の方の杭が

寄り集まって、盾になって炎を防いで

一部の木しか燃えてないですわ!?

まさかあの炎を

ガードするなんて!?



「あんたが今、木を燃やした事によって

勝負が決まったわ。」


「な、なんだって!

ハッタリかますんじゃねぇー!!」


「まぁ、そう思うでしょうね。」


パキパキパキ……



ドオォォン!!!



キャメミールさんの杭が刺さっていた

火のついた木が

引っ張り合ってガジュガルさんを

挟む様に倒れこみましたわ。


「変身した俺に木が当たったくらいじゃ

ダメージは与えられないぜ!

もちろん、木についている炎でもな!」


「まぁ、確かにそれだけじゃ

倒せないわね……

でもね、燃え盛る炎で

ものすごく視界が悪いでしょ?」


「な、何!?」



ビュンッ!ビュンッ!ビュンッ!

ビュンッ!ビュンッ!ビュンッ!



「ぐはぁ!!」



無数の岩と杭が炎で視界が隠れてる方向から

ガジュガルさんに

襲いかかって命中ですわ…

アレは骨が何本か折れましたわね…。

勝負ありですわ。



「キャメおねぇちゃん

かっこいい!!」


「エクルム君可愛ぃ!!

ありがとう!エクルム君!!」



おそらく私より年下?の

女の子が、あんなにも

魔法を極めているなんて…

ルナディナさんの修行の効果は

私の想像をはるかに

超えているみたいですわ…。


あ…そんな事よりも!



「ルナディナさん!

ライト・ヘルの異常はっせ…」




ドッゴンッ!!!!!!




な、何!?

突然空から黒い物体が

降って来ましたわ!?



プシュゥゥゥッ


黒いが、溶けてその中から人が…



「みんな〜♡ただいま〜♡」


「お母しゃん!ただいま!」



え?アミネラさんとミローナちゃん?


「おう!ミローナとお母さんおかえり!

ライト・ヘルどうだった?」


遠足帰りの人に遠足先の感想を

聞くかの様に

ルヴィネさんが尋ますわ。


「うーん♡思ってたより魔物が弱くて

ガッカリだったわ♡

それより光が強かったから

日焼けが心配だわ〜♡」


「お母しゃん!

キラキラしてる

魔物がいっぱい出てね!

お婆ちゃんが全部倒したんだよ!」


ま、まさか!ライト・ヘルの

異常発生した魔物を

アミネラさんが1人で!?



「な、問題なかったじゃろ?

だからおぬしも黙って修行せい。」



じ、次元が違いすぎる…。

この方達は化け物の集まりですわ…。



「あ、今メディックさん

私らの事化け物の集まりって

思ったでしょ?」


「な!?ルヴィネさん

なんでわかったんですか!?」


まさか!?ルヴィネさんの魔法は

相手の心を読む魔法!?


「私達は、おっぱいの揺れ方で

相手の考えてる事がわかるんだ。

メディック先生結構デカイからね。」


は?


「そうね♡確かに筒抜けだわ♡」


「妾なんか、おっぱいの揺れ方で

お主の思考パターンが9割わかるのじゃ。」


「ルナディナお婆ちゃんすげぇ!」


「ふっふっふ

そなたらのおっぱい

観察が甘いだけじゃよ。」


もう…わけがわかりませんわ…。




「あ、そうだミローナ!

久々にやろうぜ!

私のリハビリついでに。」


「うん!わかった!」


え?ルヴィネさんとミローナちゃん

何やるんですか?


「ルヴィネ、ミローナは

おぬしが妊娠中に

かなり成長したのじゃよ。」


「へー、そりゃ楽しみだな!

さて、自分の娘の

成長を見てみようか!」





スパッ!!





ルヴィネさんが剣を抜きましたわ!?


「ミローナ、

とりあえずオーミングアップな!」


「うん!おーみんぐあっぷだね!」


まさか!?

3歳の娘に向かって

真剣で勝負するのですか!??

もう、ついていけませんわ…。

何なんですか…この人達は…。


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