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60話 トリプルちびっ子


……………!?


ぼ、僕は寝ていたのか?


気がつくと僕は家の玄関で目が覚めた。

ハーハゲが白目をむいて倒れてるが、


特に怪我も無さそうだし大丈夫そうだ。


確か…タイムスリップ?して

小さな銀髪の女の子に頭をエグられて…

その次から3年分の記憶を無理矢理

上乗せされた様な感じだ…。


記憶の時間軸がおかしい…。


「やっと目が覚めたかの?」


振り向くと…銀髪で2歳くらいの幼女が

リビングの椅子に腰掛けて

優雅にオレンジジュースを飲んでいる。


「ああ、勝手に貰ったが

そなたをタダで治してやったんじゃ。

このくらい安いもんじゃろ?」


…………………。

確か僕は、この子に手足を腐った様に

ぐちゃぐちゃにされて

頭に手を突っ込まれたはずだ…。


僕を治した?確かに全身無傷…

それどころかいつもより体が軽い。


「き、君は誰なんだ?」



「そなたのお祖母様じゃ。」


………………

お祖母様?とてもじゃないが

目の前の幼女は、そんな歳に見えない。


「真剣に聞いているのに

あんまりふざけないで欲しいな…。」


「まぁ、確かに

妾のぷりてぃーな姿でお祖母様と

言われても、信じられないよの。」


そう言って銀髪の幼女は

ワインを飲む様な仕草で

オレンジジュースを飲む。



ガチャッ!


「ママ〜♡みのたん君

治ったかしら?♡」



アミネラさんが勢いよくドアを開けた。




え?今…ママって?


「妾が治せなかった事があったか?」


「確かにそうね♡

ありがとうママ〜♡」


ま、まさか!?


「お、お義母さん…

まさか……このお方は…!?」


「ああ、みのたん君からしたら

お祖母様に当たるわね♡」



…………

「申し訳ありませんでした!

お祖母様ぁ!!!」


ドンッ!


僕は床に頭を叩きつけ、

お祖母様に向かって土下座する。

勢い余って、床に穴が開いてしまったが

気にする余裕はない…。


「気にするでない…

妾は今日、そこそこ機嫌がいいから

許してやろう。」


お祖母様は、そう言いながら

ゆっくり僕に近づき、

穴の開いた床を触る…。


一瞬で床が元どおりに直った。


「あ、ありがとうございます…

特殊魔法ですか?」


「そうじゃよ。

妾の能力、タイム・ア・ルーラは

触れた物の時間を

自由に操れるのじゃ。

すごいじゃろ?」


時間を操れる魔法?

魔法の事はよくわからないが

それが本当なら、

多分最強の魔法なんじゃないだろうか?


それにお祖母様は

僕を治したって言っている…

僕の体は何処か悪かったのかな?


「あのー、僕を治したって…

僕の体に何か異常が

あったんですか?」


「ああ、心臓が無くなってたの。」


………………

「心臓が!?」


「説明するのは、面倒くさいの…

どうしても気になるなら、

あとでルヴィネかアミネラに

教えてもらえ。」


すぐに知りたいわけじゃないから

あとでルヴィネに聞こうかな。



「ついでに机の上に

お土産を置いておいたのじゃ。

どうじゃ?妾は気前のいい

最高のお祖母様じゃろ?」


「は、はい…

ありがとうございます。」



……………ガクッ。


「…く……くか〜。」


突然、お祖母様が気絶した。


「あら♡ママったら、

子供の体だから寝ちゃったわ♡

みのたん君、ママの事よろしくね♡」


アミネラさんが笑顔で去って行った。


え?お祖母様を置いていくんですか?

もしかして僕に押し付けたました?


仕方がない…このままだったら

風邪をひきそうだから

ミローナの布団まで運んで

毛布をかぶせよう…。


お祖母様を起こさないように

慎重に持ち上げる。


あれ?机の上に大きな卵の殻がある。

お土産ってこれの事かな?

確かにここまで大きな卵の殻は

珍しいけど、殻だけか…

あとで何処かに飾って置こう。



「きゅるるるる。」


ミローナの布団の方から

動物の鳴き声がした。



……………?

振り向くと

ミローナのとなりに30㎝くらいの

小さなドラゴンがいた…。


何だこいつ?


「ふにゃ…ふにゃ……。」


ミローナが目を覚まして

ドラゴンに視線を向ける。



べちっ…べちっ


ミローナが不思議そうな顔をして

小さなドラゴンの顔をぺちぺち叩く。


ばさっばさっ


小さなドラゴンはお返しに

ミローナの頬を翼で突く。


喧嘩かな?止めた方がいいのかな?


ぺちっぺちっぺちっぺちっぺちっ

ばさっばさっばさっばさっばさっ


だんだん叩くリズムが

リズミカルになって来た。


ミローナもドラゴンも楽しそうだ

どうやら遊んでるみたいだ…。



さっきの卵から生まれたのかな?

見たところ害もなさそうだ。

もしかして、お祖母様からのお土産は

ペット用のドラゴン?餌は何だろう?


お祖母様が起きたら

ドラゴンの餌は何か聞かなきゃ…。



ミローナとドラゴンは

しばらく、じゃれ合うと布団の上で

寝てしまった…。


ミローナの横にお祖母様を置いて

2人と1匹に毛布を被せる。


何か小さいのが増えたな…。


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