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58話 ダーク・ヘル

「ダーク・ヘル到着ー!!!」


「はぁ…はぁ…

し、修行の成果であんたのスピードに

なんとか追いつけたわ…。」


「まぁ、キャメッションの重さなら

おんぶしても、しなくても

スタミナ消費量は

あんまり変わらないけどな。」


「ほ、褒めても何も出ないわよ!」


ん?キャメッション

めっちゃ嬉しそうだな?何でだろ?


町から15時間程で

ダーク・ヘルの入り口に到着した。

ギルドに新しく作ってもらった

新兵器を背負ったキャメッションに

合わせて小走りだったから

馬くらいのスピードだけどね。


ドラゴン・ヘルと同じく

岩の大地だけど

全体が黒い霧で

覆われてて視界が悪そう…。



今回ダーク・ヘルに来た目的は3つ

1つ目は異常発生した魔物の討伐。

2つ目は腕試しに、

奥にあるバリアまでたどり着く。


ちなみに世界がバリアで覆われてる事を

知ってるのは、ほぼ私達の血族だけ。

他はキャメッションに

教えたくらいかな?


バリアの近くは

外の世界から少しだけ

魔力が漏れ出るらしい。

その魔力の影響を受けて、

魔物が強くなってる地域の事を

大きく3つに分けて

世界三大危険地域と呼ばれていて

それから先は魔物が強すぎて入れない

未開の地という事になっている。


もちろん、お母さんと

ルナディナお婆ちゃんは

お散歩感覚で何度もバリアの近くに

行った事があるらしいから

未開の地ではないんだけどね…。



そして、3つ目

もしかしたらダーク・ヘルに

居るかもしれない魔物に用がある。


じゃあ、行っくぜー!


「ちょっと待てルヴィネ!

まさか2人だけで行く気か!?」


遠くから男の声が聞こえた。


「あ、ジアータおじさん久しぶり!」


ジアータおじさんとギナナさんが

私達の来た道と

同じ道からやって来た。


「久しぶりだな、ルヴィネ。

大きくなったな。」


「え?胸の事?」


ギナナさんが呆れた顔で

ジアータおじさんを見る。


「違う身長の事だ…。」


ああ、そっちか

確かに身長は155㎝になった。

あれ?そんな伸びてなく無い?

4年で5㎝しか伸びてないじゃん…。


「俺はあれから12位の

ロンズデーライトになってしまったが

パーティーに入れてほしい。

君より弱い俺が言うのもなんだが

2人だけで異常事態のダーク・ヘルに

入るなんて無謀すぎる。」


「あ、じゃあおじさんよろしく!」


ジアータおじさんは心配性だなぁ…

お母さんは修行した私達なら

余裕で攻略出来るって言ってたけど

おじさんがここまで

心配してくれてるんだから

断る訳にはいかないよね…。


「仲間のウルツァイトを

もう1人呼んでおいた。

多分もうすぐ来るから

少し待ってくれないか?」


うーん…

特に急いでないし別にいいかな?


「OK!」



しばらく待つ…………暇だな…。


「キャメッションしりとりしようぜ

しりとりの『り』からね。りんご!」


「え?えーと、えーと…ゴリラ?」


「ラッパ。」


………………………


「パンティーちん!」


近くの岩陰から聞いた事がある

声が聞こえて来た。


「デブーチたん!ちんを付けたら

『ん』で終わるがら負けまずよ!」


「しまったちん!負けちゃったちん!」


「あとわたすは、おパンティーと

言う方が変態っぽぐて好きでず!」


あれれ?もしかして…


「もしかしてジアータさんが

デブーチ君達を呼んだの?」


「いや、違う……そもそも彼は

ダイヤモンドみたいじゃないか?」


迷子になっちゃったのかな?


「おーい!デブーチ君!

ラーテアちゃーん!」


デブーチ君とラーテアちゃんは

私達を見て固まる。


「デブーチたんが

パンティーなんて言うがら

バレちゃったじゃないでずが!!

おパンティーにしなかったがら!!」


「パンティーでもおパンティーでも

どっちでもいいちん!

そもそも、

ぼくちんはおっぱい派ちん!

キャメミールちんとルヴィネちんの

ダブルおっぱいに挟まれたいちん!!

ちーんちんちんちんちんちん!!」


デブーチ君が焦って

自分の性癖を暴露しちゃってる…。

私は知ってたけど

キャメッションはクズを見る目で

デブーチ君を眺めてる。


「ルヴィネ様ぁ!!

ルヴィネ様のお活躍を生で見だくで!

ついて来ぢゃいましだ!!

わたす達をパーディーに入れで

いただげないでじょうが!?

あとついでに、

おパンティーくだざい!!」


ラーテアちゃんが泣きながら

土下座して頼み込む。

見た目は可愛い田舎娘なのに

かなり残念な子だなー。

可哀想だからパーティーに

入れてあげようかな…。


「ラーテアちゃん泣かないで、

パーティー入れてあげるから

パンツはあげないけど…。」


「ちょっと待って!

ラーテアちゃんはギリセーフとして

そこのゲスいアゴスマートデブと

一緒に行くのは嫌よ!

性格的にも生理的にも無理!!」


キャメッションが今までに

無いくらいの拒否反応をおこしている。


「そ、そんな事言われたら…

興奮するちん!ちぃぃぃん!!」


キャメッションやめろ!

デブーチ君が新たなステージに

たどり着いてしまう!

いや、もう手遅れか……。


「俺も反対だ、

ダイヤモンドの冒険者を

連れて行っても

無駄死にするだけだ。」


「そ、ぞんなぁー!

お願いじまず!わたす達!

足手まといにだげはなりまぜん!!」



ん?何かの気配を感じるな…。



ドシンッ!ドシンッ!ドシンッ!


ダーク・ヘルの方から

足音が聞こえてきた…。


「グガァァァ!!」


3mくらいの巨大なオーガの群れが

20体こちらに向かって走って来る。


「な!?まだダーク・ヘルに

入ってないのにオーガの群れが!?

もう、魔物が

溢れる程増えたのか!?」


ジアータさんはびっくりしてるけど

これならキャメッション1人でも

充分倒せるから問題ないなー。



「あ、あれを…わたす達が倒ぜだら!

連れて行っでぐれまずか! ?

おパンティもぐれまずか!?」


ラーテアちゃんが殺る気満々だ。


「や、やめろお前達!

ダイヤモンド冒険者の

出る幕じゃない!」


うーん…危なかったら

私が守ったらいいかな?

ラーテアちゃん自信はあるみたいだし。


「パンツはあげないけど

あのオーガ達倒せたら

みんな認めてくれるんじゃない?」


「あ、ありがとうございまず!!

行ぎまずよ!デブーチたん!!」


「わかったちん!」



面倒くさいから死なないくらいに

オーガ達にボコボコに

されて帰ってくれないかな?


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