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50話 ダークネス・アンノウン

ドラゴン・ヘルからダッシュで

約半日でアダヴィダ村に着いた。

日が沈みかけている。

真っ直ぐみのたんのところに

向かいたいが、

いち早く確認しなければなら無い事が

あるから、実家に戻る。


「あら、ルヴィネちゃんに

キャメミールちゃんおかえりなさい♡」


「お母さん…話があるんだけど……。」


「あら♡その様子だと

ちゃんとお婆ちゃんを

連れて来たのね♡偉いわ〜♡」


「お婆ちゃんは用事があって

3年間ここに来れないらしい…。」


「あらあら♡それは困ったわね♡」


「お母さん…依頼にあった

メッセージ…自分の大事な人って

みのたんの事だよな?

お婆ちゃんを呼んでくる事と

みのたんに何の関係があるんだ?



「話すにはちょうどいいタイミングね♡

今ちょうどお父さんも

みのたん君のいる牧場にいるし♡」


お父さんがみのたんと一緒に?

いつからそんなに仲良くなったんだ?


「みのたん君…今、大怪我してるのよ♡

それをお婆ちゃんにちょちょいと

治して貰おうと思って♡」


「あの怪我はそんな事しなくても

大丈夫だろ?」


………………

「みのたん君…心臓が無いのよ…。」



「え!?」


心臓が無い!?どういう事だ!!?


「お母さん!こんな時に

ふざけ無いでくれよ!心臓が無い?

じゃあ、何でみのたんが

生きていられるんだよ!」


みのたんが危険な状態なのはわかる…

だから平常心を保っていられない…

生まれて初めて母に怒鳴ってしまった。

それどころか剣を抜きそうになった。


「怒るのも仕方がないわ…

ルヴィネちゃんには

ずっと隠し事してたもの…

お婆ちゃんから聞いたんでしょ?

その怒りのまま、

私に斬りかかってみなさい。」


「そ、そんな事するわけ無いだろ!」


………………。



「やりなさい!!!」


母が今まで見た事も聞いた事もない

真剣な表情で叫んだ…。

その迫力は凄まじく、

圧倒的な恐怖と力を感じた…。


「うぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



スパパパパパパパパパパッッ!!!



恐怖で体が反射的に動いた。

まるで肉食獣に食われる草食動物が

ダメ元で全ての力を注ぎ込み

攻撃するかのように…

今までで最大値のMAX攻撃を

母に向けて放つ……。


………………


「あら♡成長したわね♡

お母さん嬉しいわ〜♡

でもまだまだ発展途上ね♡」


あれだけ全力で放った攻撃を

物音1つ立てずに防がれた。

お母さんを守ったのは、

お母さんの全身から突如溢れ出た黒い霧。


「や、闇魔法…?」


今まで空気だったキャメッションが

驚いている。


「ピンポーン♡闇魔法でーす♡」


母がキャメッションに向かって

ニコニコして言った。


「お、おかしいですよ!

闇魔法は物理的な物に触れる事は

出来ないはず…

触れた物の生命を吸い取り

自分のエネルギーにする

超希少な属性魔法…。」


キャメッション説明ありがとう…。


「そうね〜♡

確かに最初の方はそうなんだけど♡

ずーっと使ってたら

細かい操作も出来る上に物理化も

出来ちゃうようになったのよ〜♡」


「って事は特殊型ですか?」


「違うわ〜♡

私は純粋な闇属性型の

魔法を使ってるのよ♡

みんなこのレベルに達するまでに

寿命で死んじゃうのよ〜♡」


大事件発生。

自分の母が年齢のサバを読んでました。


「お、お母さん何歳?」


「お婆ちゃんより

20歳くらい年下でーす♡」


推定1万歳以上……。


「何でみのたん君が生きてるかと

言うと私の魔法

ダークネス・アンノウンを

心臓の形にして動かしてるのよ♡

もちろん生命を

吸い取らないように設定してね♡

魔力は5km先までしか送れないから

みのたん君が離れないように

注意してるの♡」


「つまりお母さんは

あと3年も、みのたんから

離れられないって事か…。」


「一応予備の魔法アイテムを

みのたん君に付けてもらってて。

もし私から離れても、みのたん君の

魔力で動かせるようにしてるけど

みのたん君の魔力じゃ

3分が限界かしら?♡」


じゃあ、お母さんが3分間

みのたんから5km以上離れたら

みのたんが死んじゃうって事か…。


「お母さん、他に重要な情報はない?」


「そうね、ダークネス・アンノウンって

名前を付けたのはお婆ちゃんよ♡」


そこはどうでもいい情報…。

てかお婆ちゃん厨二病。


「お母さんの魔力が

切れたりはしないのか?」


「みのたん君の擬似心臓を

動かす魔力より、

私の自然回復のスピードの方が

10倍くらい早いから問題無いわ♡

安心して♡」


なんかお母さん化け物すぎない?


「今まで内緒にしててごめんね〜♡

お父さんが嫁に養われるのは

嫌だって昔、だだこねたから

しばらく活動してなかったの♡

お父さんだってルヴィネちゃんに

カッコイイお父さんだと

思って欲しかったでしょうし♡」


まんまと騙されてた…。

あともう1つお母さんに伝えないと

いけない事がある。


「お母さん…お婆ちゃんが

言ってたんだけど

世界を覆うバリアが30年後に

破れちゃうらしい…。」


「あらまぁ♡それは大変ね♡

あと30年?♡」


「ちょっと、ルヴィネ?

世界を覆うバリアって何?」


キャメッションうるさい。


「じゃあ、ルヴィネちゃん♡

明日から30年後に備えて

私と修行しましょう♡

しばらくしたら、

孫もたくさん産まないとね♡

戦力的に私達の血族しか

期待できないもの♡

お父さんはアレが潰れちゃったから

ルヴィネちゃんが期待の星よ♡

早く孫の顔が見たいわ〜♡」


親子で同じ事言いやがる…。

出来る限り頑張るけど…。


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