48話 慣れって怖いわね…
パッシュン!!
パッシュン!!
「ギャェェェェ!!」
あー!きりが無い!!
ルヴィネを探しに崖から飛び降りて
無事に底まで着いたのはいいものの…
さっきのドラゴンの群れより、
一回り大きいドラゴン達が
一斉に襲いかかってきて
攻撃をただひたすら避けるだけ、
マグネットアンカーの機動力が
無ければ、とっくに死んじゃてる。
スパパパパパッ!!!
突然、目の前の
ドラゴン達が肉片になる。
「やっほー。」
「ル……ルヴィネ!!
あんた生きてたのね!!」
ホッとしてルヴィネに抱きついちゃった。
周りのドラゴンは逃げて行った
上のドラゴンより頭いいのね。
「お、おい!クッションが抱き
ついてどうすんだよ!」
「クッションじゃないわよバカ!
あんたが生きてて良かった!
死んだら仕事が無くなっちゃうもの!」
「キャメッションいつからツンデレに?」
「べ、別に本当はあんたの事なんか
どうでもいいんだからね!」
「てか、キャメッション
よくこんなところまで来れたな。」
「大変だったわよ…。
ドラゴンがいっぱい襲ってくるし、
でも普段からもっと怖い化け物が
居るからね…度胸がついたわ。」
「そんな化け物居たっけ?」
あんたの事よ。
「こっちはルナディナお婆ちゃんに
会えたし、なんか今ここから
離れられないらしいから
サインだけ貰って
依頼主に渡せだってさ
3年後くらいに町に戻るんだってさ。」
「ルナディナお婆ちゃん?どう言う事?」
「ああ、ルナディナって
私のお婆ちゃんだったらしい。」
……………。
聞き間違いかな?
あの大賢者ルナディナが
ルヴィネのお婆ちゃん?
「はぁ!??」
「じゃあ、帰るぜ!アダヴィダ村に!」
「え?何で村に?町じゃなくて?」
「ああ、依頼主は
私のお母さんだったらしい。」
……………………。
って事はアミネラさんは
ウルツァイト1位!??
まさか〜私に抱きついて幸せそうな
顔で寝ちゃってたあのアミネラさんが?
面白く無い冗談ね…。
バッシュン!!!
ザクッ!
ルヴィネが崖に向かって
マグネットアンカーを撃ち込み。
私を軽々と抱え上げる。
「ちょっとルヴィネ?…
自分で登れるから…。」
「これが1番効率いいじゃん。」
そのまま一気に崖を登って行く。
………………
慣れって怖いわね…。
今度は前みたいに、よだれがタレなかった。




