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46話 見つけた


右足と左手が粉砕骨折、右肩に矢傷。

魔法の籠手が壊れて魔法が使えない…。


体長50m以上の巨大なドラゴンが

ゆっくり、近づいて来る…。


「あー、ヤバいな………」


ドラゴンが勝ち誇ったような目で

私を見下ろす………。





あー、ヤバい!!!

こんな大怪我しちゃったら

みのたんが心配するじゃないか!!


もしかしたら、

負けて死んでしまうかもしれない?



そんな事、一切思わないね!!


目の前にいるドラゴンは

私がみのたんとの大事な時間を割いて

受けた依頼の邪魔をした上に

みのたんが心配する要素を作った……

許さない!!


とっととこのデカいトカゲを倒して

ルナディナ見つけて

みのたんの元に帰る!!



ヒュゥゥゥン………


グサッ!!!!


グサッ!!!!


グサッ!!!!


ドラゴンの頭部と腹部と左脚に

3本のマグネットアンカーが突き刺さる。


「ギャェェェェ!!ギャッ!ギャッ!」


ドラゴンが慌てふためき暴れ回る。


「不思議だよな?

私が魔法を使えないのに

アンカーが飛んできて…

しかも自分の絶対的な防御力を誇る

お前の鱗を貫いたんだからな…。」


キャメッションから前に聞いた事がある。

魔法使いが、ある程度のレベルに

達したら、魔法の自動操作が出来る…。

キャメッションは、

とっくにそのレベルに達している。

私もその魔法のコピーを使ってるから

出来るらしい。


魔力を対象物に一気に込めて、

命令をすると時間差で魔法を

発動させる事が出来る技術。


私も正直、聞いた時は戦闘には

使わないと思っていた。

マグネットアンカーを

直接撃ちこんだら、貫通しない

敵は居ないと思っていたから。

だが、現れた…

こいつの鱗は3tの力で引くボウガンの

威力でも傷1つ付けられない……。


だが、数km先からアンカーを

加速させれば刺さるかもしれない。

キャメッションの魔法は

単純だから、3km先まで

操作可能なのは

ミラーフラワーの時に検証済み。

でも、それ以上は試した事がない。


だから崖から落ちる時にアンカーを

3本刺しといて、それぞれに3分分の

魔力を一気に込めて命令した。

「9分後に新しい命令が来なければ、

1番新しい対象物に魔力が切れるまで

くっつき続けろ。」


数km先から

操作出来たならそれでよし。

操作出来なかったらドラゴンの位置を

9分後に合わせて自動で撃つ!!

全力で走ったから10kmくらい

離れたはず。

さすがに10km先からアンカーが

加速してくれば

堅いドラゴンにも刺さる。


ドラゴンに刺さったアンカーは

私がダメージを受ける直前に

傷を付けた岩の地面に引き寄せられている。


正直ドラゴンが私に直接トドメを

刺しに来なければ当たらなかった…。


ドラゴンがわざわざ

私に直接攻撃でトドメを

刺そうとした理由はおそらく…

具現化武器の攻撃は弾き返されたが

自分の直接攻撃で大ダメージを

与える事が出来たんだから

具現化武器でちまちま殺すより

直接潰した方が早いと考えたんだろう…

それが仇となった。


ドラゴンはまだ生きてるが

どんどんアンカーが深く刺さって行く。

魔力を3分分込めたから

アンカーは3分間くっつこうとする。

臓器や脳にまでアンカーが達したら

さすがのドラゴンも死ぬだろう…。




ヒュルルルルルル!!


スパパパパパッ!!!


ドラゴンが最後の力を振り絞り

魔法で具現化した武器を私に向けて放つ。

たとえ、私が死んでもアンカーは

自動で引き寄せられてるから

止まらないんだけど…

せめて道連れにしようとしてるのか?

悪いけど、お断りだぜ!!


キンッ!キンッ!キンッ!


右手で剣を降り、防ぎ続けるが

全ては防ぎきれない…。

体のいたるところに矢や剣が

突き刺さる。




ギンッギンッギンッギンッ

ギンッキンッキンッキンッ!!!



グチャァッ!!


大剣が私の左腹部を突き刺した。


「ぐっふ!!」


口から大量の血を吐く。

次の瞬間………。



しゅうぅぅん………


大剣と大量の武器が消えた…。


やっと巨大なドラゴンが息絶えた。



「ひゅー……ひゅー……がぼっ。」


呼吸音がヤバいし

体中から血が吹き出てる…。

早く、ルナディナを探して

みのたんのいる村に帰ろう…。


…………………。


あれ?立ち上がれない?

ああ、そっか右足折れてるんだっけ?

じゃあ、左足で……!??



な、なんで視界の隅に私の左足が

映るんだ!??



自分の足元を見ている……。




左足がない………。



ああ…困ったな……

みのたんになるべく早く帰って来るって

行ったのに……帰れそうにない…。


「ごめんな…みのたん…。」


…………………。





「そなたそこで何をしとる?」


突然、12歳くらいの銀髪の少女が現れて

話しかけ出来た。


……………。


「ひゅー……ひゅー………ぐはっ…

ル……ルナディナ見つけた。」


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