表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/99

45話 解放感


「ちょっと!ジアータさん!?

ギナナさん!?」


2人ともボロボロだわ…

ドラゴン達と相打ちになったみたい…。


「だ、大丈夫…

2人とも生きてるから…。」


ギナナさんが返事をした。

意識はあるみたい。

ジアータさんは気絶してるから

さっきアンカーに指輪を引っ掛けて

くれたのはギナナさんかな?


「あなた…見たことない顔ね…。

魔法使いらしいけどパートナーは?」


「あー、あそこの崖から落ちました。」


「そう…ごめんなさい…

お気の毒に……。」


あ、ギナナさんはルヴィネが

死んだと思ってる?


「大丈夫です!

あの子は崖から落ちたくらいで

死にませんから!!」


「……………………。」


ギナナさんがポカーンとしながら私を見る。

ギナナさんはルヴィネの事

見た事ないから、当たり前の反応か。


「あ、指輪ありがとうございます!」


私はギナナさんに指輪を返そうとした…


「それはしばらく、

あなたが持ってなさい。

私とジアータは、まともに動けない…

あなたの武器と私の未来視は

相性がいいみたいだし

今まともに戦えるのは、あなただけよ。」


他の生き残った冒険者達を見てみる…。

1人しか生き残ってない…。

さっきジアータさんに

文句を言ってたムキムキ冒険者。


あの中で生き残ったて事は

そこそこ強いのね…。

私もギリギリだったけど


「ルヴィネのパートナー… あんた名前は?」


ムキムキ冒険者が名前を聞いてきた。


「キャメミールよ。」



ぷらんっぷらんっ

…………………。

何かが揺れている…。


「悪かった…キャメミール

俺はあんたの事をなめていた…。

あんたとルヴィネが居なかったら

俺たちは全滅してた。」


ぷらんっぷらんっ

………………。


「や、やめなさいよ!

恥ずかしいじゃない!!」


って何で私は頬を赤らめて

照れとんねん!!

こんなムキムキとフラグ立てんなや!!


違うのよ…マジで照れてる

わけじゃなくて

あのムキムキ冒険者…。

いつの間にか鎧の

股間付近のパーツが外れて

大事なところが丸出しなのよ!!

しかも本人は気づいていない!?


「キャメミール!

あんたは紛れもなく

俺たちの命の恩人だ!」


ぷらんっぷらんっぷらんっ


……………。

アレに目がいって

目のやりどころに困る……

何とかして気づかせないと……。


「あなた、名前は?」


「俺はムキータだ。」


名前までムキムキだわ…。


「ムキータさん…

なんかスースーしない?」


「ああ、ちょっと寒いな…。」


主に下半身が?



「ムキータ…

下半身をしまいなさい…。」


ギナナさんがダイレクトに注意する。


「あ、すまん!

この鎧、股間のパーツがすぐに

外れるんだ!」


「鎧買い替えなさいよ…。」


「いや、この鎧は動きやすくて

解放感があるから気に入ってるんだ。」


実際に解放しちゃってるものね…。




カチャカチャッ…


ムキータのアレがやっと封印された。


「早く町に戻ろう。

ジアータとギナナを

早く医者に診てもらわなくては…。」


「それなら私はルヴィネを探しに行くわよ。

ルヴィネが居なくなったら

仕事がなくなっちゃうから。」


ほっといたら

ルヴィネの魔力が切れて

1人で崖を登れなくなっちゃう。


「あんたが居なくなったら

ドラゴンに襲われた時に誰が戦うんだ?」


「ムキーダ…あんた冒険者でしょ…

私は非戦闘型の魔法使いよ?」


「ムキータだ…。」


………………。


「俺たちの事は気にするな。

ルヴィネを探しに行け

キャメミール…。」


ジアータさんが立ち上がる。

回復ポーションで傷は

塞がったみたいだけど

まだ、かなりダメージがありそう…。


それでも、私の仕事は…

今やるべき事は、

ルヴィネに魔力を与える事…。

魔力が届くところまで私が近づかないと

ルヴィネは帰ってこれない。


「ごめんね、

ジアータさんとギナナさん

やっぱり指輪返すわ!!」


「死ぬなよ。」


「ええ、たとえ雑魚魔物が出ても

全力で逃げるわ!!」



ダッ!!


そのまま走って崖から飛び降りる。

……アンカーを使えば大丈夫でも

調子に乗って飛び降りるなんて…

紐なしバンジーめちゃくちゃ怖い!!


私がこんなに怖い思いして

行くんだから、感謝しなさいよ!

ルヴィネ!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ