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13話 昇格


ちょっとは強くなったみたいだから

村に帰ろうかなー。


この森で1週間どころか、

1年間も過ごしてしまった…。

みのたんが居るから、

楽しい毎日だった。

模擬戦は流石にみのたんも、

飽きてきたのか、

普通に攻撃が当たるようになって来た。


1年も毎日毎日同じ事してたら、

飽きて集中力が

無くなるのも当たり前か。

むしろ毎日毎日同じ事をし続ける、

私は頭がおかしいのかもしれない。


そろそろ私の村に一緒に行かないか?

とみのたんに聞いてみたら、

みのたんが泣きながら

抱きしめて来た。

そんなに模擬戦が苦痛だったのか…。

みのたんの素敵な筋肉に

包まれて幸せだけど、

これ以上強く抱きしめたら、

私の命の保証は無いぜ!みのたん!


翌日、

みのたんと朝飯を食ってから、

早速私の村に向かった。

みのたんは普通に

喋れるようになったし、

なんと敬語も喋れる。

私の教師の才能は天才レベルらしい。


村に着いてからの予定は、

村長に挨拶してから

みのたんのサイズがデカすぎて、

多分家の中に入らないから、

私の家の近所の牧場のおじさんに

土下座して馬小屋を貸してもらう。

私が最後に見た時は、

みのたんが入れそうな

馬小屋のスペースが空いていたはず。

1年以上帰って無いから、

まだ空いているのかわからないが

そこぐらいしか、みのたんが

入れるところが無さそうだ。

もし、入れなかったら

私もみのたんと

一緒に野宿するつもりだ。

みのたんが外で野宿しているのに、

私が家の中でホカホカする

わけには行かない。


森から歩いて7時間程で村に着いた。

村の人達は、みのたんを見てパニックに

なりかけたが、


「こんにちは」


とみのたんが頭を下げて言ったら

静まった。


「みんなただいまー

こいつは、森で出会った、

ミノタウロスのみのたん!

見た目に反してピュアボーイで、

人間の生活とか

なんやら学びたいらしい!

だから安心してくれ!」


私が軽いノリでみのたんの

自己紹介をしたら、

みんなまだ警戒しているようだが、

大パニックは避けられたようだ。


「あらあら〜

ルヴィネちゃんおかえり〜♡

ずいぶん遅かったわね〜

あら、お友達?

私ルヴィネちゃんの母の

アミネラといいます〜

よろしくね〜♡」


私の家の中から母が出てきた。

母は少し天然なのでみのたんに

警戒するどころか、

家に遊びに来た娘のお友達に接する態度だ。

それで合ってるけど。


「森でルヴィネさんには

いろいろお世話なりました。

ミノタウロスのみのたんです。

よろしくお願いいたします。」


みのたんが深々と頭を下げて

母に挨拶する。


「お母さんただい……⁉︎」


私が母にただいまと

言おうとした時、母が何かを

抱いているのに気づいた。


「ルヴィネちゃん!

あなたがお出かけしてる間に

弟ちゃんが出来ました〜♡

ほーら、エクルム君〜♡

ルヴィネお姉ちゃんが

帰ってきたわよ〜♡」


な………何だか不思議な気分だぜ…


「ルヴィネ!何だそいつは!」


父が顔を真っ赤にしてやって来た。


「あ、お父さんただいまー

安心してくれ!私の友達の

ミノタウロスのみのたんだ!」


私が父に説明した。


「お父さん

よろしくお願いいたします。」


…………………………………。


みのたんがやってしまった……。

今私がお父さんと言ってしまったから

つられて言ってしまったのか?


「お義父さん⁉︎今お義父さんだとー!

化け物にお義父さんと言われる

筋合いはっ!」


ドカッ‼︎



その瞬間父が数mぶっ飛んだ。


ついカッとなって私が殴ってしまった。

数々の冒険をしてきて、

様々な種族や魔物を見てきた父なら、

認めてくれると思った。

憧れの存在だった。

父がみのたんの事を

見た目だけで化け物と判断する、

小さな人間だったと思うと

父には幻滅してしまった。

父は伸びて気を失っている。

死にはしてないだろう。


「あらあら〜ルヴィネちゃん

強くなったのね〜偉いわ〜♡

みのたん君はルヴィネちゃんの

彼氏なの?

種族を越えた関係…

ロマンチックね〜♡」


母はぶっ飛んだ父を気にも止めない。

死んで無いからまぁ、大丈夫だろうと

思っているんだろう。

みのたんの事も認めてくれてるみたいで

母が天然でよかったと

生まれて初めて思った。

勢いでみのたんが私の彼氏って事に

なってしまったが

私は特に否定する気はないから

別にいいか。


こうしてみのたんは、私の友達から

彼氏に昇格した。


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