人和
闘牌シーンについて
筒子 ;①②③④⑤⑥⑦⑧⑨
索子;123456789
萬子;一二三四五六七八九
鳴き[ ]
「さぁ!始まりました、清次と麻雀部のローカル役講座。第一回です。」
「異議あり!」「……異議。」
「はい、女性陣。」
「タイトルがおかしいと思います!」
「……同じく。」
「何がおかしいんだ?」
「麻雀部の部長は私だよ?だったら萬田と麻雀部のローカル役講座でしょ。」
「……ローカル役は……私の趣味!」
「いやいや、『灰村家の喧騒』の主人公は俺だから。」
「メタい、メタい!」
・・・・・・
「んじゃ、タイトル問題も解決したところでローカル役の紹介の方に参りましょう。」
「納得いかない。」「……私も。」
「さて、記念すべき第一回は人和です!」
「……ところで……筒井君は?」
「ん?雀卓の準備。」
「やぁ、お待たせ。」
「よし!では、説明を兼ねて東風戦に参りましょう!」
「?」
・・・・・・
東一局 親・竹内
竹内:打①
「……説明を兼ねてって……そんな都合よく……人和なんて……出るの?」
萬田:打3
「そうだよね。そんな簡単に出るわけないよね。」
筒井:打九
「ほらよ、清次。」
「はいはい。ロン!」
灰村和了:一二三七八②③④⑥⑥⑥南南
役:人和
・・・・・・
「とまあこんな感じだな。」
「いやいや!絶対サマがあったでしょ!」
「まぁ、説明の為ですし。その為に最初の方ずっと筒井いなかったんだしな。」
「……ここへ来て……開き直った。」
「ハァ……もういいや。詳しい説明を始めて。」
・・・・・・
「簡単に言っちゃえば、子が第一ツモの前に和了ることだな。もちろん、その前にポン、チー、カンがあったら不成立。」
「……そう。」
「ちなみに成立のタイミングも色々あって、さっきみたいに第一ツモの前なら何でも良かったり、親の第一打限定だったり……な。」
「……打点も……色々。」
「その通り!」
「……ちなみに……私は……役満が妥当だと思う。」
「いや、跳満だろ。」
「……ほとんど……地和なんだから……役満が妥当。」
「いやいや、そこはツモれなかったっていう運の悪さでしょ!」
・・・・・・
「ねえねえ、筒井くん。そもそもローカル役なのに採用されてるの?」
「ん、あぁ。人和はローカルの中でも採用されてることが多い役なんだよ。ネトマなんかでも採用されてることがちょいちょいあるんだな、これが。」
「ふーん。」
「まぁ、人和に限らずローカル役は事前に採用不採用の確認と採用されてるなら点数の確認が大切って事だな。……じゃねーと。」
「……だいたい……跳満は……低すぎる。せめて……倍満にするべき!」
「逆に役満は高すぎるでしょう!地和なり損ないの癖に!」
「……こうなるってことね。」