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プロローグ2

お待たせいたしました。プロローグの後編です。



「コウとミウちゃんへの用事というのは高校についてだ」


「ミウとコウ君にはある高校に入学してもらおうと思ってね」


その言葉を聞き、俺たちはため息を吐いた。しかし、次の瞬間には気持ちを切り替えた。


「それで一体何処の高校なの?」


「ああ、ミウ達に行ってもらうのは神羅学園だ」


神羅学園か……遠いな。……ん? 神羅学園って?

ふとミウの方を向くと、ミウも俺と同じことに気付いたようだ。


「確か神羅学園って戦闘職が専門の高校だよな」


「そのとおりだ。それに私たちの悪友が学長でもある」

「それにコウとミウちゃんは戦闘の方が事務よりもどちらかといえば高いからな。だから元々入学予定の神童学院高等部よりも戦闘指導が充実している神羅学園にしたんだ」


なるほどな。それに戦闘職が専門の高校はたくさんあるが、あそこは親父たちの悪友が学長だからな。色々やりやすいんだろう。


「それとコウとミウちゃんには同棲してもらう」


「えっ? ちょっとレイおじ様!?」


ミウは顔を赤くし、叫んでいる。


「(うう〜……最近食べ過ぎで体重がやばいのに……)」


まさか……ミウと同棲とは……俺は大丈夫だが、いくら彼氏といっても年頃だしミウは了承するか?


「どうしたミウ? コウ君と同棲は嫌か?」


「そんなことないわよ! ……ただ……」


「ただ?」


「何でもないわよ!」


ミウはそんなことを言いながらさらに顔を赤くした。どうやら了承のようだ。でもなんであんなにおこってるんだ?


「(とりあえずお菓子は減らさないと……それにダイエットして早く体重をこの前増えた190グラム分減らさないと)」


「それで、瘋瑠と虹隼にはコウ達の執事とメイドになってもらいたい」


「かしこまりました」


「任せなさい!」


親父は虹隼達にも任務を与えた。てか虹隼なんで割と上から目線なんだ?


「それと明後日神羅学園の特別入試がある。一般入試よりも難しい試験だが大丈夫だろう」


特別入試か……楽しみだ!


ふとミウの方を向くと、ミウも笑っていた。


あいつも楽しみって事か。


「話は以上だ。明日は引っ越しだから各自荷物を纏めておいてくれ」


「私からは三年間、楽しんできてくれ。せっかくの高校だ。たっぷり青春を謳歌してこい!」


「「はい!」」


「では転移装置で自室に戻ってくれ」


俺たちは転移装置に向けて歩きだした。


「ねえ、コウ!」


「なんだ?」


「一緒に頑張りましょ!」


「ああ。お互い楽しんで頑張ろう」


俺たちは共に微笑み、そして唇を重ねた。


「じゃあ明日な!」


「ええ、また明日」


こうして神羅学園に入学が決まった俺たちは自室にもどった。

次回は特別入試です。


二週間後に予定しています。

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