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勇者とチートとスライム使い  作者: 家人
序章 異世界へ旅立とう
2/11

第二話 ようこそ神界へ

2日で書けたぜ!

「おい、水華。起きろ」



誰かが、僕を揺すりながら、そう声を掛けてくる。

誰かは知らないが、もう少し寝かせて欲しい。



「うーん…あと5分寝かせて…」


「いや、寝惚けてんじゃねぇよ、起きろ!」



今度は頭にチョップをかましてくる。痛い。

痛さに負けてうっすらと目を開けると、目の前に大きな顔が!



「うわっ、なn…って小岩井君。ビックリさせないでよ。」


「しょーがねえだろ、周りを見ろよ。」



言われた通りに周りを見渡すと、再び驚きが僕を襲った。見渡す限り一面に真っ白な世界が広がっていたのだ。余りに色の違いがないため、空?と地面の境界線すら解らない。



「ここは何処?というか、何で僕達はこんな所に居るの?」


「此所が何処だかは解らんが、恐らくあの光が原因だろう。」



その言葉で直前の光の幾何学模様を思い出す。あのとき、二人に突き飛ばされたにも関わらず、光からは逃れられなかった。二人といえば、伊勢君の姿が見当たらない。



「伊勢君は何処?大丈夫なの?」


「それが、俺にも解らん。目を覚ましたらここにいて、周りにいたのはお前だけだった。」


「そんなっ、まさか一人だけどこか別の場所に?もしかしたら死んでるんじゃ……」


「落ち着け、水華。大丈夫だ。あいつの事だからそう簡単には死なんだろう。それより、今はこっから出る方法を探ることの方が重要だ。」


「そ、そうだね。とりあえず、あっちの方に歩いてみない?」


「そうだな。何か見つかるかも知れん。なんなら、修哉の奴も居るかも知れんしな。一応何処から歩き始めたか分かるよう、俺の服を目印にでもしとこう。」



そう言って、小岩井君は上着を脱いで地面に置いた。

と、そのタイミングで後ろから目映い光が!何かと思い後ろを振り返るが、眩しすぎて何も見えない。だけど、この光は僕らをここにつれてきたものと同じもののように思える。


徐々に光が引いていくにつれ、光の中に何かあるのが見えてくる。人型のようだ。

完全に光が無くなって、光の中にいた人が地面に落ちる。確認するまでもない、伊勢君だ。




「「伊勢君(修哉)!?大丈夫か?」」



同時に叫んだ僕達だったが、反応が返ってこない。

心配になって、急いで近づいてみる。



「…すぅ……」



どうやら、気を失っている、むしろ寝ている?、だけのようだ。良かった。


小岩井君が伊勢君を起こそうと声をかける。



「おい、修哉。起きろ。」


「うーん?後5分寝かせてくれ……。」


「フフッ」



伊勢君が無事である事がわかった安心からか、全く僕と同じ反応に、思わず吹き出してしまった。小岩井君も笑いを堪えている。

笑いを堪えながらも、小岩井君は手をチョップの形にして、頭にガンガンと打ち付ける。僕の時とは違って手加減がされていない。



「…っ、いたっ、痛い痛い。って、うおっ!……なんだ千歳かよ。お前でかいんだからビックリさせんなよ。」



更に僕と同じ反応をしたせいで、我慢できなくて僕ら二人は笑い出した。



「「「アハハハハッ」」」



しばらく笑っていたが、何か違和感をかんじた。

…なんだろう?声の人数が一人多い気がする。笑っているのは、僕と小岩井君だけ。伊勢君は笑っていない。むしろ笑われて少し不機嫌そう。

それなのに三人分の声がする?



「みんな無事に意識はあるみたいだね?」



聞き覚えのない子供の声が聞こえてくる。どこから聞こえてくるのかわからないけど、あたりを見回しても僕たち以外に人影は見当たらない。



「あはは~。ここだよ、ここ~。」



何が面白いのか、とても楽しそうな声だ。二人も周りを探しているがどこにいるか解らない様子だ。



「ばあっ!!!…どう?驚いた~?」



急に目の前から声がして、驚きつつもそちらの方に意識を向ける。そこには、5歳位の男の子がいたずらが成功したかのように喜んでいる。その男の子に対して伊勢君が声をかけた。



「わあっ、ビックリしたよ。ところで君は誰なんだい?」


「僕はこの神界の主だよ~。お兄ちゃん達の世界では神様?って呼ばれてるよ。

お兄ちゃん達は、伊勢修哉、小岩井千歳、津村水華で合ってるよね?」



目の前の子供は神様を名乗っている。本当かどうかはしらないけど、突然現れたこと、僕達の名前を言い当てたこと、そして恐らく彼が僕達を此処に連れてきたことを考えると、本当に神様のように思える。

とりあえず、本当に神様が此処に連れてきたのか聞いてみよう。



「はい、合ってます。ところで、僕達を此処に呼んだのは神様なの?」


「そうだよ。お兄ちゃん達をここに呼んだのは僕だよ~。」



それに対し小岩井君が噛みつく。伊勢君も同じような表情だ。



「なら、さっさと帰してくれねぇか?こっちは忙しいんだ、色々やることもあるしな。」


「ごめんなさい。お兄ちゃん達を元の世界に戻す事はできないんだ~。お兄ちゃん達は異世界に行くからね。」


「勝手に呼んどいて、帰す事は出来ない、異世界に行け。拉致監禁以外の何ものでもないよね?君がいくら神様であっても、流石に許される事じゃない。」


「確かにね~。僕もそう思う。でも僕にはどうすることも出来ないよ。」


「どういう事?神様が僕達をここに連れてきたんじゃないの?」


「お兄ちゃん達には、異世界から召喚魔法がかけられたんだ。だから、今は僕がその魔法を邪魔してるけど~、そう長くは持たないよ。」



そこまで言うと神様はにこりと笑って話を続ける。



「ごめんね~?でも、異世界に行っても君達が死なない様に、出来るだけの事はするからさ。それで許してくれないかな~?」


「お前のせいじゃないなら仕方ねぇ。許すぜ。秀哉もそれでいいよな?」


「まあ、ごたごた言っても仕方ないからね。一応は許すよ。それで、何をしてくれるんだい?」


「そうだね~。何が欲しい?」


「何が欲しいか決める前に、ある程度の情報がいるよ。異世界がどういうところなのか、何故こんな事になったのか、元の世界はどうなるのか等々ね。

今度は重要な事も包み隠さずに、ね。」


「あれ~、気づいていたの?バレないとおもったんだけどな~。」


「ついでにいうなら、その子供の様な口調もね。」


「すごいね。…しょうがない。本当は神界の事を詳しく教えるのはダメなんだけど、謝罪の意味も込めて、そこら辺の話から教えてあげるよ~………………



そうして神様は話を始めた。

全然話進まないですね。

自分でもビックリだよ。


次回は日曜日にでも投稿出来ればいいかなと思ってます。

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