ツンな彼女と狂人~番外編3~
長くなってしまいますた
どこからどう見ても・・完全に女子と化した亜季。
「・・わ・・私・・女に・・!っ!!!」
ついには『俺』から『私』に変わった。
それだけじゃない、なんだか心もおかしくなっている。
どうおかしくなっているかは分からないが、明らかに男の時の亜季とは違っていた。
(どぉぉぉしてぇぇ・・・どぉして女なんかに・・!!もぉ喋りたくねーよぉ)
M型の入れ物に入っているお菓子をとってよく見てみると。。
『ツンデレになる』とか『ドMになる』とか・・。
亜季がさっき食べたやつと同じお菓子には『性別がかわる、SはMに、MはSになる』
と、書いてあった。
亜季は女になり、Mになってしまったのだ!!☆
フードを外してみると・・髪がフワフワの女子・・。
「い・・、一体どうすれば元にもどれるの・・???」
驚きのあまり小刻みに震える亜季。
顔を青くしていると。。
「おい!そこのめすぶたぁ!!!」
ステージのキモイ男が亜季にむかって話しかけてきた。
「はっ、はいぃ><」
「いいかぁ・・、男に戻りたければ王女に会いに行け!!わかったかぁぁぁぁぁ??」
言い方は気持ち悪いが、悪い人ではないようで。。優しく教えてくれた。
めすぶたと言われたのはかなり嫌だったが。。。。
亜季はライブハウス?から出て行き、また歩き出した。
森は全て黒い、それに道はない。
真っ直ぐに歩いていくしかないのだ。
歩いて、歩いて、歩いて。
さすがに歩きつかれた亜季は、そこら辺に木があったのでそこに腰をかけることにした。
「も・・もぉむりだぁ・・・」
声もかすれ気味だった。
「無理じゃにゃいよぉぉぉ~」
いきなり頭上から声がした。
しかも聞き覚えのある、毎日聞いてる声。
「愛っ!!」
愛の名前を叫び、顔を上げると。
確かに、愛がいた。
愛は・・猫耳をつけてて、なぜかビキニ、しかもやけにリアルに動く尻尾をつけていた。
それに、木の枝で寝そべっていたのだ。
「はぁ?誰?それ」
思ってもいなかった返事が返ってきた。
確かに、愛。
愛だけど・・ちがう・・??
「愛??一体誰よ?まぁ・・、きにしにゃいけど。私はゼータよ」
愛と同じ顔でも・・ちがった。
それにしてもそっくりすぎる。
「ココにはザッと500年は住んでるのよ」
500年も・・へ~・・って、え”?!
魔女ですか・・??
「いや、魔女ではにゃくてよ?一応猫です」
(もぉいいです、何もつっこみませんよ)
ていうか・・ココどこだろ?
「あの・・ゼータさん、ココはどこです?それと・・王女の場所に行くにはどぉすれば??」
上目遣いで聞いてみる。
「さぁ~?どこだろぉね?♪教えて欲しければ私を楽しませにゃさいっ」
うわ・・S・・・。
「そ、そんなぁっ!・・ど、どぉすれ・・ばぁ?(うるうる)」
・・・?!
可笑しい・・、今確かに亜季は怒ろうとしたのに・・これもお菓子のせいか。
くっそ。。色々と不便だわ。。
まだまだ続くぜ~☆