解説 神聖旭日連邦帝国
『地球上の汎ゆる国々を統合して成立した神聖旭日連邦帝国は、人類史上初めての地球統一政府となった。これによりかつての国々は全て[州]に格下げされた。私の故郷を例にすれば神聖旭日連邦帝国成立以後は、[神聖旭日連邦帝国亜細亜地区大日本帝国州兵庫県姫路市]となる。他に例をとれば[神聖旭日連邦帝国ヨーロッパ地区ヨーロッパ合衆国州ドイツ区画]となっている。
神聖旭日連邦帝国の首都は成立時の会議により、地球だと制定された。これは首都を何処にするかで各国が揉めるのを避けると共に、将来的に太陽系全域や他星系への進出時に首都は惑星単位になるとの判断からだった。その為に神聖旭日連邦帝国成立から太陽系全域進出までは、地球を首都にしその地球の地区毎に各役割りを分担させていた。亜細亜地区は政治中枢とされ連邦議会や首相官邸・各省庁や政府機関が設置された。これは何と言っても神聖旭日連邦帝国成立を成し遂げた大日本帝国と更にその率いる亜細亜条約機構に敬意を評した結果だった。ヨーロッパ地区やアフリカ地区・中東地区・北米地区・中南米地区は、工業や農業・経済中枢にそれぞれ指定し役割りが与えられた。
神聖旭日連邦帝国成立に於いて公用語も制定され第1公用語は功績から日本語となった。第2公用語は英語、第3公用語はロシア語、第4公用語は中国語、第5公用語はヒンディー語とされた。全て亜細亜条約機構として第三次世界大戦を勝利した国々の言語であり、神聖旭日連邦帝国の力関係が如実に表れていた。他の言語は所謂方言扱いとなり各地区の言語として残された。神聖旭日連邦帝国連邦議会を筆頭に、政府や各省庁・政府機関で議員や官僚になるには5種類ある公用語で、最低2種類は習得しないといけないと決まった。
ここまでは神聖旭日連邦帝国成立直後の国家概要であり、次項からは本格的な宇宙進出を果たして以後の国家概要について解説していく。』
広瀬クレア著
『神聖旭日連邦帝国解説』より一部抜粋
今回は、神聖旭日連邦帝国成立直後の概要です。
前史が終わり本編に入ってから『解説 神聖旭日連邦帝国2』でいつか投稿する時は、本格的な説明を行います。