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新世紀宇宙戦争  作者: 007
第2章 秘密
44/158

解説 ガフラヤサタ連邦 連邦宇宙軍

『超弩級宇宙戦艦ベルグドルファ級

全長1200メートル

最大幅240メートル

全高160メートル

速力

1光速巡航

ワープ航行により1000光年空間跳躍可能

武装

70センチ陽子砲3連装32基96門

40センチ陽子砲3連装18基54門

200ミリ陽子砲連装120基1240門

120ミリ陽子砲単装80基80門

VLS1100セル

短距離防御ミサイル8連装発射機140基

近距離防御ミサイル21連装発射機200基

40ミリ陽子パルスガトリングガン140基

20ミリ陽子パルスガトリングガン200基

魚雷発射管28門

艦首陽子力破壊砲発射機1門

搭載機36機

同型艦ベルグドルファ・ベルグドルファ・カルザロム



ガフラヤサタ連邦の連邦宇宙軍が誇る超弩級宇宙戦艦である。戦略旗艦として建造された。モットーは[戦力は威圧の語彙であり、絶対正義は砲門に宿る]を掲げている。命名はガフラヤサタ連邦神話における「戦争を司る金属の巨神」から名付けられた。同型艦も同じ神話から名付けられている。 神聖旭日連邦帝国宇宙軍連合艦隊の超弩級宇宙戦艦大和級を、性能で圧倒する数値と威圧感を第一に設計されており、旗艦・戦略級火力投射艦として位置付けられている。

火力投射量は天の川銀河最大を誇る事になり単艦の能力としても天の川銀河最強を誇るが、その巨大過ぎる艦体により機動力は劣悪だった。ガフラヤサタ連邦の開発した[四重反応式重力圧縮推進炉]は、神聖旭日連邦帝国の開発した光子力エンジンの75パーセントしか発揮出来ない代物だった。その為に超弩級宇宙戦艦大和級が艦体の割には単艦でも高機動力を発揮するのが可能なのに反して、基本運用は中核艦として多数の護衛艦を従えての運用になった。

そして艦体の巨大さ重武装・重装甲により、建造費・維持費も高額になり同型艦が3隻だけなのも、ガフラヤサタ連邦の超弩級宇宙戦艦の特異性を表している。神聖旭日連邦帝国宇宙軍連合艦隊の超弩級宇宙戦艦大和級は各艦隊の旗艦たり得たのに対して、ガフラヤサタ連邦連邦宇宙軍の超弩級宇宙戦艦ベルグドルファ級は特別編成時の総旗艦として編成されたのだ。

搭載する四重反応式重力圧縮推進炉が神聖旭日連邦連邦の光子力エンジンの75パーセントしか発揮出来ない事により、70センチ陽子砲という超弩級宇宙戦艦大和級以上の主砲口径を誇り、3連装砲32基96門を搭載しながら、超弩級宇宙戦艦大和級より1.27倍の火力向上でしか無かった。艦首陽子力破壊砲も収束照射式で発射するが、これも超弩級宇宙戦艦大和級に比べると破壊力は及ばなかった。光子力防壁と同じコンセプトたる[多層偏向防壁]を装備していたが、同じ理由により防御力は低かった。ただ装甲構造は超高密度合金[グロウメタリオン]を採用し、ナノマシンによる部分再構築機能を持つ事から装甲は匹敵する堅牢さを誇った。

この艦の思想は[神聖旭日連邦帝国の洗練された質量]に対して[ガフラヤサタ連邦の過剰な火力と装甲による威圧]で対抗するというものであり、数値上は明確に超弩級宇宙戦艦大和級を凌ぐ部分を持つが、戦術的には鈍重かつ強引な面が際立つものになった。

多層偏向防壁・装甲・ナノマシンは全艦種共通である。







艦隊主力宇宙戦艦グロムマルグリット級

全長690メートル

最大幅161メートル

全高115メートル

速力

1光速巡航

ワープ航行により1000光年空間跳躍可能

武装

50センチ陽子加速砲3連装砲24基72門

28センチ陽子加速砲3連装砲14基42門

160ミリ陽子砲連装砲80基160門

100ミリ陽子砲単装砲60基

VLS800セル

短距離防御ミサイル8連装発射機140基

近距離防御ミサイル21連装発射機180基

40ミリ陽子パルスガトリングガン100基

20ミリ陽子パルスガトリングガン180基

魚雷発射管22門

艦首陽子力破壊砲発射機1門

搭載機28機

同型艦650隻




ガフラヤサタ連邦連邦宇宙軍の艦隊主力宇宙戦艦である。モットーは[雷鳴を越え、銀河を揺るがす鋼鉄の奔流]命名は雷鳴を意味する[グロム]とガフラヤサタ連邦の伝説に登場する雷神に仕えし破壊の姫の名である[マルグリット]を組み合わせ名付けられた。これにより[制宙の女神]の象徴として運用艦隊士気を高める意図があった。神聖旭日連邦帝国宇宙軍連合艦隊の艦隊主力宇宙戦艦アルタイル級を、数と火力密度で包囲・圧倒することを目的としたガフラヤサタ連邦の軍事国家思想の集大成といえる。

艦体規模はアルタイル級比15%巨大で、出力・火力・艦載機数・耐久力を大幅強化している。ガフラヤサタ連邦連邦宇宙軍130個艦隊に均等配備可能な運用効率も維持し、全艦隊に5隻ずつ配備可能な建造数650隻を誇る。

ガフラヤサタ連邦連邦宇宙軍宇宙艦隊の[制宙力・打撃力の核]を担う本級は、まさにガフラヤサタ連邦連邦宇宙軍の主力だった。そしてグロムマルグリット級は、[量産型でありながら、個体戦力も一級品]という軍事国家の合理性と意志の結晶でもあった。数で勝り、火力密度でねじ伏せるガフラヤサタ連邦連邦宇宙軍の戦術基盤を支える[雷鳴の壁]であった。』

広瀬クレア著

『ガフラヤサタ連邦連邦宇宙軍史』より一部抜粋

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