解説 宇宙軍兵備紹介7
『輝刃型三式光子剣(Photon Edge Type-III “KAGAYAKI”)
全長
90センチ(展開時)
20センチ(格納時)
刃材
ナノ積層式エネルギーブレード(光子収束型)
エネルギー源
マイクロ核融合セル(最大連続稼働200分)
起動方式
グリップ認証式でコード登録済み個人のみ使用可
切断能力
合金装甲1メートル厚
耐熱
1800度まで対応
エネルギーフィールド出力により弾道偏向能力が可能
神聖旭日連邦帝国宇宙軍遠征隊の第三世代近接兵装。従来の光刃兵器に比べ、実体を持つブレードの外縁に光子力場を纏わせる構造で、ビームブレードの斬撃力と実体剣の物理打撃力を併せ持つ。
愛称「カガヤキ」は、戦場で閃光のように現れて敵を屠る様から兵士たちに広まったもの。
量子収束式突撃銃9式オーロラ(Aurora-9 Assault Beam Rifle)
全長
85センチ
エネルギー方式
量子励起型双重バレルシステム
出力モード
単射・3点バースト・連射(最大800発/分)
最大有効射程
1200メートル(大気中)/2,000メートル(真空中)
バッテリー
E型長寿命セル(1万発相当)
特徴
ビーム温度調整機能、熱探知抑制コーティングあり
神聖旭日連邦帝国宇宙軍遠征隊の主力火器。従来のレーザー銃に比べ、収束率を極限まで高めたことで、ビームの直進性・貫通力が飛躍的に向上している。敵のアーマーをも貫く威力を誇る。「オーロラ」の名は、照射時に走る淡い干渉光が極光を思わせることから命名された。
集束式高出力支援火器7式レグルス(Regulus-7 Beam LMG
全長
110センチ
砲身
連続冷却型回転バレル(過熱防止機構付)
発射形式
連射固定(最大1,500発/分)
最大有効射程
800メートル(対人)/1500メートル(対装甲)
バッテリー
戦術交換式超高密度セル(連続60分稼働)
安定機構
ジャイロ内蔵スタビライザー・反動無効化機能
分隊火力支援に特化した高出力レーザー機関銃。通常のアサルトライフルを凌駕する火力で、敵部隊の制圧や遮蔽物の焼却破壊を任務とする。「レグルス」はライオンの心臓を意味する星の名であり、兵士たちにとって「咆哮の王」として恐れられている。
個人用短距離戦術光線銃 11式ヴィーナス(Venus-11 Beam Sidearm)
全長
22センチ
出力
2モード(対人出力/非殺傷モード)
最大有効射程
200メートル(高出力時)
発射形式
単発/高速バースト(3連射)
エネルギー源
ミニチュアセル(5000発相当)
その他音響・発光サプレッサー標準装備
神聖旭日連邦帝国宇宙軍遠征隊員や士官の自衛用として携行される小型・軽量・高機能のレーザー拳銃。緊急時には神経系ショックを与える「非殺傷モード」へ切り替えも可能。「ヴィーナス」は持ち主を守る“美と戦の女神”を象徴し、その美麗な外装から女性隊員にも人気が高い。』
広瀬クレア著
『神聖旭日連邦帝国宇宙軍史』より一部抜粋