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新世紀宇宙戦争  作者: 007
第1章 ジレンマ
32/51

解説 神聖旭日連邦帝国諜報機関

『神聖旭日連邦帝国情報機構全体構成図

帝国情報庁(Imperial Intelligence Directorate, IID)

神聖旭日連邦帝国に於ける全ての諜報活動・情報工作の最高中枢機関。[庁]であるが実質的に[省]として扱われるが、その特異性から神聖旭日連邦帝国内閣府の行政機関として存在し、民間・軍事・宇宙領域を問わず帝国内外のあらゆる情報を統括・分析・指導する。

IID長官は神聖旭日連邦帝国上級官僚でありながら、その特異性から在任中は宇宙軍階級も併せ持つ事になり[情報元帥]に任命される。IIDの任務は戦略情報収集・外国諜報活動統制・対スパイ戦・技術流出防止・政治的対外工作の計画と遂行となる。そしてその任務遂行の為に配下に以下の3大専門諜報機関を有している。




帝国戦略情報局(Strategic Intelligence Agency, SIA)《万能型/総合任務担当》


IID傘下の中核機関であり、汎ゆる分野において情報収集・分析・工作を行う[諜報の万能機関]である。その任務は多岐に及び、外国政府・軍・企業の動向監視、銀河連邦内部への情報浸透、他国諜報機関との暗闘、工作員ネットワークの長期展開等が挙げられる。

優秀なフィールドエージェント(通称は黒衣の目)を各星間国家に潜入させており、神聖旭日連邦帝国の外交官・商人・宗教家等々汎ゆる職種に偽装して任務を遂行している。




帝国思想安全局(Internal Order and Ideological Security Bureau, IOISB)《国内統制・対スパイ特化型》


[忠誠の守護者]の異名を持つ内務型諜報組織である。神聖旭日連邦帝国内の反政府活動・思想犯罪の摘発を担っている。その任務は、国内外からのサボタージュ防止、技術・軍事情報の流出阻止、皇族及び天皇陛下の安全保障、教育・宗教・企業汎ゆる団体の監視が挙げられる。

特化型の諜報機関であり情報操作や思想統制の他、極めて高い尋問・心理操作技術を有し、国民の[精神的忠誠]までも監視対象としている。




帝国先端科学査察局(Advanced Research Inspection Agency, ARIA)《科学・技術諜報特化型》



技術者・科学者にもなれる学位を保有する事が加入条件になる、諜報技術特化組織である。敵国の最先端研究をスパイし、神聖旭日連邦帝国に転用することを目的とする。その任務は、他国の軍事技術・AI・エネルギー技術の収集、ハッキング・電子諜報・人工知能戦、異星文明の遺物・テクノロジーの調査奪取が挙げられる。

IIDの科学部門と軍需産業を結ぶ橋渡し機関であり、エターナルナイト由来の技術保全も担う機関でもあった。





宇宙軍諜報機構

帝国情報庁(IID)とは別に、神聖旭日連邦帝国宇宙軍も独自の軍事情報機関を保有している。それぞれが艦隊に特化した任務を持ち、前線の情報戦を担う。



宇宙軍連合艦隊情報部(Combined Fleet Intelligence Bureau, CFIB)《艦隊戦特化型/戦略レベル》



宇宙軍連合艦隊司令部に属し、銀河規模の戦域情報収集・分析を行う軍事諜報機関である。その任務は、敵艦隊の動向予測と作戦プラン解析、敵勢力との通信傍受・解読、艦隊行動における偽情報工作(欺瞞作戦)が挙げられる。艦隊旗艦である超弩級宇宙戦艦大和級には[暗号中枢]と呼ばれる戦略情報区画を持ち、最高機密は直通ラインで帝国情報庁に報告される。




宇宙軍遠征隊隠密局(Expeditionary Covert Affairs Division, ECAD)《前線・敵星域潜入特化型》



宇宙軍遠征隊配下の特殊作戦情報部門。宇宙軍版のフィールドエージェントを運用し、敵星域で諜報・破壊工作を行う。その任務は、前線部隊に偽装した諜報員の潜入、星系占領後の情報収集・レジスタンス操作、敵の補給線撹乱、施設破壊、指揮官暗殺が挙げられる。

超高難度の隠密任務を遂行する実働部隊であり、諜報機関というより特殊部隊性強い組織である。その為に高い自立行動力を持ち、任務中の生還率は50パーセント未満とされる。




補足:機関間の関係性

IID(帝国情報庁)は全機関に対する最終統制権を持つが、宇宙軍の諜報部門は軍令系統に属しており、緊急時のみ直轄権が発動される事になる。情報共有は各機関とIIDのみで行われ、各機関同士は必要最低限に留められる。機密の階層とセクション分離により内部暴露を防止する為であり、IIDが全機関を統括して情報を纏める責任を担っている。

神聖旭日連邦帝国の情報戦略は[重層的・分散的・専門的]を三原則としており、あらゆる局面で[二重・三重の眼]が敵に注がれている。』

広瀬クレア著

『神聖旭日連邦帝国宇宙軍史』より一部抜粋

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