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新世紀宇宙戦争  作者: 007
第1章 ジレンマ
26/50

解説 宇宙軍兵備紹介6

『戦略拠点防衛用巨大宇宙要塞エストラーデ級

直径120キロ(中枢核部70キロ、防衛輪環構造込み)

全高220キロ

要塞構造

多層リング型防衛要塞、中核コア型制御構造、空間層格納域

武装

超巨大光子力破壊光線発射機1基(要塞中心軸部)

55センチ光子力砲3連装180基540門

30センチ光子力砲3連装240基720門

150ミリ光子力砲連装400基800門

100ミリ光子力砲単装800基800門

VLS5800セル

短距離防御ミサイル8連装発射機1400基

近距離防御ミサイル21連装発射機3100基

40ミリ光子力パルスガトリングガン4800基

20ミリ光子力パルスガトリングガン7500基

魚雷発射管1600門

搭載機1200機(航宙機800機・汎用人形機動兵器バトルフレーム400体)



神聖旭日連邦帝国宇宙軍が広大な領域各地に建造した、戦略拠点用巨大宇宙要塞である。巨大な構造物内に最大200万人の将兵を、収容可能な恒常都市型居住区域を設けている。平時には要塞は基本的に自律防衛・監視モードを行い、航宙機部隊とバトルフレーム部隊で宙域防衛を担う。その為に全機は要塞所属であり、再整備可能な完全自立運用体制を整えている。

有事には防衛体勢に突入し、重武装と重装甲による圧倒的な抗戦能力を見せる。そしてその間に宇宙軍連合艦隊がゲートウェイをくぐり抜けて到着する事になる。戦略拠点防衛用巨大宇宙要塞エストラーデ級は[艦隊を必要とせず防衛線を維持できる]という、極めて特殊な軍事理論に基づいて建造されている。これが神聖旭日連邦帝国防衛戦略の中枢にして、全宙域防衛の要石となるのである。

しかしどれほど堅牢でも、要塞は[動かぬ存在]なのである。つまり戦略上必ずしも万能ではなかった。要塞は敵の侵攻を[止める]為のものであり、[押し返す]のは、宇宙軍連合艦隊の役目だった。だからこそ神聖旭日連邦帝国は、要塞に宇宙軍連合艦隊を常駐させず、機動戦力を別に維持する構造を採っている。要塞は[時間]を稼ぎ、宇宙軍連合艦隊は[決断]を下す、それが神聖旭日連邦帝国宇宙軍の戦略体系であった。

配備は合理的かつ戦略的に行われ、各要塞は周囲宙域の監視・制圧を担い、平時はその[威容]が外交にすら影響を与えるのである。』

広瀬クレア著

『神聖旭日連邦帝国宇宙軍史』より一部抜粋

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