解説 宇宙軍兵備紹介5
『神聖旭日連邦帝国宇宙軍の航宙機は、宇宙空間と惑星大気圏内の統合戦闘環境に対応した多用途戦術航空戦力であり、宇宙軍に於ける航空優勢・精密打撃・戦術支援・電子戦・機動補給を担う。全機が艦載運用を基本としつつ、地上・軌道プラットフォームにも配備可能な設計思想に基づいており、艦隊・地上両面作戦に対応。推進には光子力エンジンと補助ベクター推力制御を採用し、大気圏内では流体制御翼、宇宙空間では無推進ジャイロ機動に対応する。
戦闘攻撃機アスベル
全長25.8メートル
全幅16.88メートル
全高5.9メートル
巡航速度光速1.5
乗員1名
武装
20ミリ光子力パルスガトリングガン4門
ハードポイント26箇所
兵装搭載量28900キロ
神聖旭日連邦帝国宇宙軍の航宙機である。戦闘攻撃機として近〜中距離の艦隊戦および惑星地表における制空戦闘、対地精密打撃を目的とした高機動多目的航宙機になる。命名は[制宙権の鍵を握る、双刃の矢]という意味で名付けられた。
戦術爆撃機ドレヴァル
全長32.5メートル
全幅18.27メートル
全高6.4メートル
巡航速度光速1.5
乗員2名
武装
20ミリ光子力パルスガトリングガン2門
ハードポイント32箇所
兵装搭載量59700キロ
神聖旭日連邦帝国宇宙軍の航宙機である。戦術爆撃機として大質量弾頭および光子力地表殲滅兵器を搭載し、戦術的目標への広域打撃を行う中〜長距離戦略支援機となる。高火力・広範囲攻撃に特化しており、更には複数機による連携で艦隊打撃力を超強化している。命名は[大気を焼く閃光、光子の槍が戦場を穿つ]という意味で名付けられた。
電子偵察機型セリュアス
全長24.5メートル
全幅15.97メートル
全高5.5メートル
巡航速度光速1.5
乗員3名
武装
ハードポイント20箇所
兵装搭載量16700キロ
神聖旭日連邦帝国の航宙機である。電子戦および索敵に特化した多波長センサー装備型であり、作戦前・中・後の戦場監視とデータ中継、戦術妨害を担う。敵艦隊データのリアルタイム収集・妨害を行い、降下作戦時には地上部隊通信中継機能を提供する。命名は[影を見つめ、静かに記録する目]という意味で、名付けられた。
輸送降下艇ノルゲリア
全長55.8メートル
全幅48メートル
全高15.8メートル
乗員4名(最大250名の人員を搭載可能)
巡航速度光速1.5
積載量380トン
神聖旭日連邦帝国の輸送機兼惑星降下艇である。宇宙空間から大気圏突入・地上展開までを単体で完結できる航宙統合運用機である。本機は艦隊作戦時において兵站支援と強襲展開の両面を担うため、輸送機としての積載性と降下艇としての耐熱・機動性を高次元で両立している。[宇宙から地表へ軍勢を送り込む翼]として、宇宙軍の外征能力を支えている。従来の航宙輸送機の枠を超えバトルフレーム・装備資材の一体展開を迅速に実現するための中核機体であり、惑星降下作戦時においてその存在は不可欠である。航宙母艦・宇宙強襲揚陸艦・軌道ドックより直接発進、地表へ降下・再上昇可能という、高機動力を有している。命名は[物資を運ぶ天馬、その機影が前線を支える]という意味で、名付けられた。』
広瀬クレア著
『神聖旭日連邦帝国宇宙軍史』より一部抜粋