解説 宇宙軍兵備紹介3
『宇宙駆逐艦クレイヴァル級
全長280メートル
最大幅55メートル
全高50メートル
速力
1光速巡航
ワープ航行により1000光年空間跳躍可能
武装
20センチ光子力砲連装8基16門
150ミリ光子力連装24基48門
100ミリ光子力砲単装34基34門
VLS380セル
短距離防御ミサイル8連装発射機80基
近距離防御ミサイル21連装発射機120基
40ミリ光子力パルスガトリングガン120基
20ミリ光子力パルスガトリングガン160基
魚雷発射管8門
同型艦800隻
神聖旭日連邦帝国宇宙軍連合艦隊の宇宙駆逐艦である。800隻建造され100個艦隊に8隻ずつ配備されている。命名は帝国古語の[刃(カレヴァ=Kleiva)]に由来し、敵艦の装甲を貫く鋭利な刃として命名され、艦級として各種造語が付けられた。基本的に前衛戦闘を担う小型高速艦であり、艦隊主力宇宙戦艦アルタイル級や宇宙巡洋艦ノクティルカ級との連携を前提とした哨戒・迎撃・近接護衛・電子戦支援任務も担当する。宇宙駆逐艦クレイヴァル級は、戦場の第一線に立つ情報と防衛の要である。超弩級宇宙戦艦大和級や艦隊主力宇宙戦艦アルタイル級が長距離砲撃で戦場を制圧するその最前線を駆け、敵の目を引き、攻撃を散らし、味方の艦艇を守る。その役目は単なる小型艦以上の戦術的価値を持ち、まさに[戦場を裂く刃]として神聖旭日連邦帝国宇宙軍連合艦隊の艦隊戦術において不可欠な存在となっている。
宇宙フリゲート艦セラフィム級
全長225メートル
最大幅40メートル
全高38メートル
速力
1光速巡航
ワープ航行により1000光年空間跳躍可能
武装
18センチ光子力砲連装8基16門
150ミリ光子力連装12基24門
100ミリ光子力砲単装26基26門
VLS220セル
短距離防御ミサイル8連装発射機40基
近距離防御ミサイル21連装発射機80基
40ミリ光子力パルスガトリングガン100基
20ミリ光子力パルスガトリングガン120基
魚雷発射管4門
同型艦1000隻
神聖旭日連邦帝国宇宙軍連合艦隊の宇宙フリゲート艦である。1000隻建造され100個艦隊に10隻ずつ配備されている。命名は帝国古典詩に登場する[天の六翼の守護者]に由来し、その万能性と忠誠を象徴している。艦級として各種帝国古典詩から引用し命名されている。
宇宙フリゲート艦セラフィム級は、神聖旭日連邦帝国の技術力の粋を詰め込んだ新世代フリゲート艦であり、艦隊随伴・通商路護衛・偵察・哨戒・護衛任務などに柔軟に対応できる多用途艦である。その多用途性は艦隊の穴を埋める存在であり、あらゆる戦場に迅速に適応できる柔軟性が評価され、幅広い任務に投入されている。宇宙フリゲート艦セラフィム級は戦艦級のような打撃力も、航宙母艦のような航空能力も持たないが、[それらを活かすための艦]であった。
戦場で孤立する僚艦の救援、通信妨害下での情報中継、突破口の警戒と確保、敵ミサイルの迎撃など、主役の背後で確実に任務をこなす。それはまさに、銀河の均衡を守る「六翼の盾」としての役割であった。』
広瀬クレア著
『神聖旭日連邦帝国宇宙軍史』より一部抜粋