表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新世紀宇宙戦争  作者: 007
第6章 開戦
154/158

宣戦の応酬、裁きの開戦

神聖旭日連邦帝国首都地球、首相官邸地下の国家指揮センター。ガフラヤサタ連邦への最後通牒の期限まで1時間を切り、天の川銀河全土が緊迫に包まれていた。

国家指揮センターの暗い部屋に、ホログラフスクリーンと戦術マップが青白く光る。アリス総理は緋色の正装で指揮卓に立ち、黒髪を束ね、穏やかな瞳に決意と緊張を宿す。エイン外務大臣は白の正装で隣に立ち、銀髪が光り、碧眼に愛と覚悟を漂わせる。閣僚たちが続々と集まり、戦術マップを囲む。月面の宇宙軍総司令部とネットワークリンクが確立し、宇宙軍連合艦隊の準備が完了する。

アリス総理が時計を確認し、言う。「皆、期限まで後1時間よ。神聖旭日連邦帝国の戦争準備は、整ったわ。ガフラヤサタ連邦の反応は?」

エイン外務大臣が答える。「アリス、ゲルマヴァルドの戦争決意、降伏の気配はないわ。ナタアワタ共和国、ゼンメホ帝国、ケタサカ王国、連合の準備も完了よ。」

ミリア国防大臣がスクリーンにデータを映す。「総理。宇宙軍連合艦隊は動員準備が完了しました。」

その時突然、緊急通信が鳴り響く。通信士官が叫ぶ。「総理!ガフラヤサタ連邦からの緊急通信です!統合政府議長ゲルマヴァルドの演説です!」

アリス総理が命じる。「ホログラフスクリーンに映して!」

スクリーンに、ガフラヤサタ連邦の統合政府議事堂が映る。ゲルマヴァルドは黒い制服で演壇に立ち、灰色の髪が揺れ、鋭い瞳に怒りを宿す。「神聖旭日連邦帝国の最後通牒を我が国は受け取った。だがガフラヤサタ連邦は降伏しない。神聖旭日連邦帝国の極悪非道、傍若無人な振る舞いに対して、正義の鉄槌を下す!」

国家指揮センターがざわめく。アリス総理が息を呑む。「ゲルマヴァルド…宣戦布告!?」

ゲルマヴァルド統合政府議長が声を強める。「ナタアワタ共和国の裏取引、30万人の犠牲、ブライスのクローン、エクレールの洗脳…神聖旭日連邦帝国の捏造だ!シュヴァルツ・シュトラックの100万人警告、リアナの処刑、量子爆弾は、天の川銀河を正すための我々の行動である!神聖旭日連邦帝国に対し、ガフラヤサタ連邦は宣戦布告を行う!」

エイン外務大臣が言う。「アリス、ゲルマヴァルドの挑発は予想以上よ。。」

アリス総理が拳を握る。「ガフラヤサタ連邦は、戦争を選んだわ。ナタアワタ共和国のエクレール、ゼンメホ帝国のアナスタシア、ケタサカ王国のエルシア…連合の絆で立ち向かうわ。皆、開戦は決定したわよ!」アリス総理の言葉に、国家指揮センターの空気が引き締まる。

アリスがスクリーンに目を据える。「ガフラヤサタ連邦の闇を、ぜんぶ暴くわよ。ゲルマヴァルド、覚悟しなさい!」

国家指揮センターの空気が緊迫に満ちる。アリス総理とエイン外務大臣の視線が交錯、カウントダウンが刻一刻と進む。銀河大戦の火蓋が切られる。

ガフラヤサタ連邦の闇は深い。シュヴァルツ・シュトラックの刃、リアナ、ミカ、ソラの血が、正義を試す。神聖旭日連邦帝国はナタアワタ共和国の裏取引を暴き、シュヴァルツ・シュトラックを追い出したが、ガフラヤサタ連邦の計画に迫れていない。だが、ヴァレリアの覚悟、エクレールの決意、アリスとエインの絆、アナスタシアとエルシアの支持は、試練に立ち向かう光となる。

天の川銀河は、戦乱の渦へ突き進む。その中心で、神聖旭日連邦帝国は正義を掴む一歩を踏み出す。

お待たせしました。

いよいよ開戦です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ