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新世紀宇宙戦争  作者: 007
第5章 裁き
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怒りの決断、裁きの開戦

同時刻、ガフラヤサタ連邦首都星系、統合政府議事堂。暗い議事堂の会議室には、ホログラフスクリーンで神聖旭日連邦帝国のアリス総理の最後通牒演説が映し出されていた。

ガフラヤサタ連邦の統合政府議長ゲルマヴァルドは鋭い瞳に怒りを宿しながら座っていた。副官のマリオンと軍事顧問のセレスは緊張感を緊張を漂わせながら、ホログラフスクリーンを見つめていた。『ガフラヤサタ連邦に対し、48時間以内の全面降伏を要求します。降伏を拒否する場合、神聖旭日連邦帝国は宣戦布告を行い、全面戦争に突入します。』

アリス総理の演説を見ていた、ゲルマヴァルド統合政府議長が拳を握り叫ぶ。「アリス!あの女の傲慢は許せん!神聖旭日連邦帝国が48時間も猶予を与えただと?ふざけるな!」

マリオン副官が言う。「議長、アリスの最後通牒は天の川銀河全土に配信されています。ナタアワタ共和国のエクレール、ゼンメホ帝国のアナスタシア、ケタサカ王国のエルシア…連合が結束して向かって来ます。」

ゲルマヴァルド統合政府議長が冷笑を浮かべる。「連合?笑えるな!」

セレス軍事顧問がスクリーンを操作。「議長、ケタサカ王国の侵攻は、我々の艦隊で押しています。」

ゲルマヴァルド統合政府議長が目を細める。「48時間の猶予?愚かな慈悲だ。神聖旭日連邦帝国の正義は笑いものだ!。それで、マリオン、セレステ、次の命令はどうする?」

マリオン副官が頷く。「議長、48時間以内にケタサカ王国への侵攻を加速します。艦隊を増強し、地上戦力も追加投入します。」

セレステ軍事顧問が続ける。「更には第二戦線を創設する事を提案します。ゼンメホ帝国の辺境星系を奇襲し、連合を分断するのです。シュヴァルツ・シュトラックにも新たな指令を出す事も提案します。」

ゲルマヴァルド統合政府議長が不敵に笑う。「完璧だ。神聖旭日連邦帝国、ナタアワタ共和国、ゼンメホ帝国、ケタサカ王国…連合の絆、粉々に砕く。全面戦争に受けて立つ!我々の闇は消えない。」

マリオン副官が言う。「議長。アリスの演説は天の川銀河の民を動かしています。世論を抑えるため、プロパガンダを強化します。」

セレステも語る。「議長。宇宙軍艦隊を48時間以内に総動員します。第二戦線の準備も完了させます。」

ゲルマヴァルド統合政府議長が拳を振り上げる。「神聖旭日連邦帝国の正義?滑稽だ!ガフラヤサタ連邦は全面戦争で、天の川銀河を我々のものにする。48時間後、奴らの希望を叩き潰すのだ!」

会議室の空気が緊張に満ちる。ゲルマヴァルド、マリオン、セレステの視線が交錯、ガフラヤサタ連邦の戦争準備が加速する。

ガフラヤサタ連邦の闇は深い。シュヴァルツ・シュトラックの刃、リアナ、ミカ、ソラの血が、正義を試す。神聖旭日連邦帝国はナタアワタ共和国の裏取引を暴き、シュヴァルツ・シュトラックを追い出したが、ガフラヤサタ連邦の計画に迫れていない。だが、ヴァレリアの覚悟、エクレールの決意、アリスとエインの絆、アナスタシアとエルシアの支持は、試練に立ち向かう光となる。

天の川銀河は、戦乱の渦へ突き進む。その中心で、神聖旭日連邦帝国は正義を掴む一歩を踏み出す。

いよいよ、戦争が近付いて来ました。

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