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新世紀宇宙戦争  作者: 007
第5章 裁き
137/158

犠牲の爆発、裁きの代償

ナタアワタ共和国、市街地量子爆弾現場

ケタサカ王国特殊部隊リーダー、カレンは青と金の装甲服でエネルギー施設に突入した。金髪がヘルメットの下で揺れ、瞳に緊張を宿す。ホログラフスキャナーで量子爆弾のタイマーを確認、赤い数字がカウントダウンする。ケタサカ王国の特殊部隊隊員が傍らでEMPパルスを準備し、住民の避難ルートを塞ぐ爆弾の脅威に追われる。

カレンが通信で言う。「作戦指揮所、ヴァレリア上級指揮官!量子爆弾のタイマーは残りわずかよ。解除コードを戦術AIエクリプスから送って!」

ヴァレリアの声が響く。「カレン、了解よ。エクリプスで解析中だわ。避難を優先して!」

特殊部隊隊員が言う。「カレン隊長、タイマーが加速してます。EMPパルスで一時停止を試みますが、間に合わないかもしれません…」

カレンが目を細める。「何とか解除を試みるわ。EMPパルス、照射!」

EMPパルスが爆弾を包むが、タイマーは止まらない。特殊部隊隊員が叫ぶ。「隊長!タイマーが止まらない!」

そして爆発が起き、施設が光に包まれる。特殊部隊隊員がカレンをかばい、爆風に巻き込まれる。カレンは装甲服で守られ、爆発は最小限に抑えられるが、周辺の住民と隊員に犠牲が出る。数万人の死傷者が出た。

カレンが煙の中から立ち上がり、通信で言う。「作戦指揮所…カレンだわ。量子爆弾爆発…複数の隊員が…犠牲に…爆発は抑えたけど、犠牲者は数万人…」


ナタアワタ共和国作戦指揮所

ヴァレリア・セラフィム上級指揮官はホログラフスクリーンを見つめる。ユリカ第55師団師団長が軍服で隣に立ち、緊張を漂わせる。

ヴァレリア上級指揮官が通信で言う。「カレン、報告ありがとう…犠牲は、無駄にしないわ。作戦は失敗よ。量子爆弾の爆発、数万人の犠牲…シュヴァルツ・シュトラックのネーベル、許せない。」

ユリカ師団長が拳を握る。「ヴァレリア、遠征隊は市街地の支援を優先させるわ。」

第2班班長イリナ軍曹が言う。「ヴァレリア、新たな犠牲が、信じられないわ。シュヴァルツ・シュトラックの次の爆弾を解析中よ。」

第3班班長セリス軍曹が続ける。「エクレール大統領に報告するわ。犠牲者数、数万人…ナタアワタ共和国の民、ほんと可哀想よ。」

ヴァレリア上級指揮官がエクレール大統領に通信すり。「エクレール大統領、ヴァレリアです。量子爆弾が爆発し、数万人の犠牲が出ました…ケタサカ王国の特殊部隊隊員がカレンを守って犠牲に…。」

エクレール大統領の声が震える。「ヴァレリア、報告ありがとう…数万人の犠牲…私の責任よ。ケタサカ王国の犠牲は無駄にしないわ。それで今後の対策は?」

ヴァレリア上級指揮官が言う。「大統領、シュヴァルツ・シュトラックの拠点は特定出来ませんでした。遠征隊と連携して再捜索します。ネーベルは絶対に捕まえます。」

エクレール大統領も決意を込める。「ヴァレリア、ありがとう。ナタアワタ共和国の防衛網も総動員するわ。」

ヴァレリア上級指揮官が頷く。「大統領、連合の絆を信じてます。」

作戦指揮所が静まる。ヴァレリア上級指揮官の瞳に怒りと決意が宿る。「ネーベル…貴女の計画、止めるわ。」

ガフラヤサタ連邦の闇は深い。

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