次なる脅威、裁きの絶望
シュヴァルツ・シュトラック秘密拠点。
ネーベル・ファウスト隊長は黒い戦術装甲服に身を包み、銀髪が揺れ、碧眼に冷笑的な光を宿していた。ホログラフスクリーンには、神聖旭日連邦帝国の遠征隊の展開、ケタサカ王国特殊部隊のカレンが量子爆弾を発見し、市民の避難を急ぐ映像が映る。副隊長のクロエは緊張した声でモニターを監視し、技術士官のラインは量子爆弾のカウントダウンを確認する。
ネーベル隊長がスクリーンに目を据え、不敵に笑う。「ケタサカ王国のカレン、量子爆弾に気づいたわね。ナタアワタ共和国の市街地に、混乱が広がってるわ。自爆ドローンの活躍は完璧ね、満足よ。」
クロエ副隊長が言う。「隊長、自爆ドローンはブースター点火で突入成功です。住民の避難ルートを塞ぎ、犠牲者は膨大です。ノクティア・オルドのヴァレリアは今頃、作戦指揮所で焦ってるでしょう。」
ネーベル隊長が唇を歪める。「ヴァレリア・セラフィム、いつも通り迅速ね。奴らの遠征隊5個師団は、分散させたわ。クロエ、ライン、次のフェーズは?」
ラインがキーボードを叩き、言う。「隊長、自爆ドローンのデータは更新しました。ケタサカ王国の特殊部隊は混乱中です。量子爆弾のカウントダウンは残りわずかであり、ケタサカ王国の特殊部隊は隊長のカレン以外は、通信途絶となってます。」
ネーベル隊長が不敵に笑う。「カレン以外のケタサカ王国特殊部隊は壊滅ね。…私たちの計画、完璧だわ。それで、極めつけの100万人警告を実行するわよ。」
クロエ副隊長が目を輝かせる。「隊長、100万人警告を遂に実行ですね。ナタアワタ共和国の主要都市とエネルギー施設を標的に量子爆弾を設置してます。いつでも起動可能です。ヴァレリアのノクティア・オルドは突破できますかね?」
ネーベル隊長が冷笑する。「ヴァレリア?奴の光子力テレポートも、私たちの偽装信号には通用しないわ。それでライン、量子爆弾の起動を、始めなさい。ナタアワタ共和国の民100万人の血で、天の川銀河を染めるわ。」
ラインが言う。「了解です。量子爆弾の起動、完了しました。カウントダウン開始です。…奴らの連合は、ほんとに止められると思ってるのでしょうか?」
ネーベル隊長が不敵に笑う。「連合の絆?笑えるわね。ヴァレリア、エクレール、ユリカ、アリシア、カレン…奴らの作戦会議は、傍受済みよ。それで奴らが量子爆弾に気を取られてる今のうちに、次の拠点に移動するわ。」
クロエ副隊長が敬礼。「了解です、隊長。ノクティア・オルドの追跡、完全に振り切るわよ。ガフラヤサタ連邦の闇、まだ終わらないわ。」
ラインが言う。「隊長、ヴァレリアの連合を粉々に砕くのが楽しみです。」
ネーベル隊長が冷たく微笑む。「クロエ、ライン、いいわね。神聖旭日連邦帝国の正義、俺たちの刃で切り裂くわ。ナタアワタ共和国の闇、奴らの墓場になるよ。」
秘密拠点の暗闇に、シュヴァルツ・シュトラックの刃が光る。ネーベル、クロエ、ラインの視線が交錯し、次の攻撃の火蓋が切られる。