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新世紀宇宙戦争  作者: 007
第5章 裁き
126/158

裏切りの投票、裁きの波乱

帝国歴1500年5月6日、銀河連邦元老院議場。

アリス総理は緋色の正装で壇上に立ち、黒髪を揺らし、穏やかな瞳に決意を宿す。エイン外務大臣は白の正装で隣に立ち、銀髪が光り、碧眼に支える決意。ナタアワタ共和国のエクレール大統領は白のドレス、碧眼に悔恨と決意。ゼンメホ帝国のアナスタシア女帝は紫の王服、瞳に威厳。ケタサカ王国のエルシア女王は青と金の王服、金髪が揺れる。神聖旭日連邦帝国大使セリーヌは金髪と青いドレスで議場を仕切る。ガフラヤサタ連邦大使エリザベスは黒のドレス、不敵な笑みを浮かべる。

アリス総理が声を上げる。「銀河連邦元老院の皆様、首脳会談の共同声明を公開しました。神聖旭日連邦帝国は、ガフラヤサタ連邦への全面経済制裁を定義します。銀河全体で共同歩調を取るため、経済制裁の採択をお願いします。」

エクレール大統領が頷く。「アリス総理、ナタアワタ共和国は共同声明を支持するわ。そして経済制裁にも、全面的に賛成するわ。」

アナスタシア女帝が言う。「アリス、ガフラヤサタ連邦の侵攻、シュヴァルツ・シュトラックのリアナたちの処刑、許せないわ。ゼンメホ帝国も、経済制裁に賛成よ。」

エルシア女王が続ける。「アリス、ケタサカ王国も賛成するわよ。経済制裁で奴らを締め上げるわよ。」

エイン外務大臣が微笑む。「エクレール、アナスタシア、エルシア、ありがとう。何としても…経済制裁でガフラヤサタ連邦を弱体化するわ。」

セリーヌ大使がスクリーンを操作、経済制裁の詳細(資源取引停止、資金封鎖、技術輸出禁止)を映す。「総理、各国首脳、銀河の世論は経済制裁に傾いてるわ。各国も賛成するはずよ。」


そこへガフラヤサタ連邦のエリザベスが不敵に笑いながら近付いて来た。。「アリス総理、共同声明?笑えるわね。ガフラヤサタ連邦は孤立などしていない。天の川銀河の世論が、簡単に動くと思う?」

アリス総理が目を細める。「エリザベス大使、シュヴァルツ・シュトラックのリアナたちの処刑、銀河全土が見たわ。それなのに貴女の自信、一体どこから来るの?」

エリザベス大使が唇を歪める。「アリス、銀河は複雑よ。経済制裁、簡単に通ると思わ無いことね。」



遂に投票が始まった。神聖旭日連邦帝国、ナタアワタ共和国、ゼンメホ帝国、ケタサカ王国が賛成票を投じる。だがブレクティア同盟、エリュシオン連合、カルヴァリス連合がガフラヤサタ連邦と共に反対票を投じたのである。議場が驚きに包まれる。

エクレール大統領が息を呑む。「ブレクティア、エリュシオン、カルヴァリス…なぜ反対なの?ナタアワタ共和国の裏取引、30万人の犠牲、リアナたちの血…それなのに、ガフラヤサタ連邦を支持するの?」

アナスタシア女帝が言う。「アリス、信じられないわ。ブレクティア同盟は2名の死を神聖旭日連邦帝国に押し付けたのに、今度はガフラヤサタ連邦を?それでカルヴァリス連合まで、なぜ裏切ったの?」

エルシア女王が拳を握る。「エリザベス大使、貴女の不敵な笑み、腹立たしいわ。ブレクティア、エリュシオン、カルヴァリス、何を企んでるの?」

エイン外務大臣が目を細める。「エリザベス、貴女の自信、ガフラヤサタ連邦の策略ね。銀河連邦元老院の他の大使も、動かすつもり?」

エリザベス大使が冷笑を浮かべる。「エイン、鋭いわね。でも一部は我々の味方よ。経済制裁、失敗したわね。」

セリーヌ大使が言う。「総理、各国首脳、反対票は予想外です。」


アリス総理は新たな決意を固める。

議場の緊張が高まる。反対票の波乱が、銀河の未来を揺らす。

ガフラヤサタ連邦の闇は深い。シュヴァルツ・シュトラックの刃、リアナたちの血が、正義を試す。神聖旭日連邦帝国はナタアワタ共和国の裏取引を暴いたが、ガフラヤサタ連邦の計画に迫れていない。だが、アリスとエインの絆、ヴァレリアの覚悟、エクレール、アナスタシア、エルシアの支持は、試練に立ち向かう光となる。

天の川銀河は、戦乱の渦へ突き進む。その中心で、神聖旭日連邦帝国は正義を掴む一歩を踏み出す。

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