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新世紀宇宙戦争  作者: 007
第5章 裁き
121/158

連合の前夜、裁きの協議

帝国歴1500年5月5日、ナタアワタ共和国首都星系、銀河連邦元老院。銀河連邦元老院の巨大な円形議場がそびえる。


銀河連邦元老院発着場

アリス総理は緋色の正装で航宙機から降り、黒髪を揺らし、穏やかな瞳に決意を宿す。エイン外務大臣は白の正装で隣に立ち、銀髪が星光を反射し、碧眼に準備の緊張を漂わせる。銀河連邦元老院のネオンが輝く中、ナタアワタ共和国の護衛隊が迎える。

アリス総理が言う。「エイン、首脳会談当日よ。ナタアワタ共和国のエクレール、ゼンメホ帝国のアナスタシア、ケタサカ王国のエルシア…彼女たちとガフラヤサタ連邦の闇を終わらせるわ。」

エイン外務大臣が頷く。「アリス、貴女の決意、心強いわ。銀河連邦元老院での首脳会談、ガフラヤサタ連邦への制裁を固めるよ。リアナたちの処刑を、天の川銀河は忘れないわ。」

護衛隊が案内し、2人は神聖旭日連邦帝国大使の控室へ向かう。控室では、神聖旭日連邦帝国の銀河連邦大使、セリーヌが待っていた。金髪に青いドレス、瞳に外交的緊張を宿す。「アリス総理、エイン外務大臣、ようこそ。首脳会談の準備は、整っています。」


アリス総理が円卓に座り、ホログラフスクリーンにガフラヤサタ連邦の秘密施設、シュヴァルツ・シュトラックの信号痕跡、リアナの処刑映像を映す。「セリーヌ、準備ありがとう。首脳会談で、ガフラヤサタ連邦への総攻撃を提案するわ。ナタアワタ共和国の裏取引、30万人の犠牲、シュヴァルツ・シュトラックの蛮行…その全てを終わらせるわよ。」

エイン外務大臣が言う。「セリーヌ、ナタアワタ共和国のエクレール、ゼンメホ帝国のアナスタシア、ケタサカ王国のエルシア、彼女たちと共同戦線を組むわ。銀河連邦元老院の他の国々は、どこまで支持してくれる?」

セリーヌ大使がスクリーンにデータを映す。「外務大臣閣下、エリュシオン連合は支持に傾いてるいます。ブレクティア同盟も、ブライスのクローンとエクレールの洗脳で態度を軟化しています。首脳会談で制裁強化を訴えれば、大半の国々が賛同すると思われます。」

アリス総理が目を細める。「セリーヌ、頼もしいわね。シュヴァルツ・シュトラックのネーベル、リアナたちの生中継処刑、天の川銀河全土に衝撃を与えた。それで戦争準備を決定し、宇宙軍総司令部の作戦会議を行ったわ。この首脳会談で連合を固めるわよ。」

エイン外務大臣が微笑む。「アリス、貴女のビジョンは最高よ。ナタアワタ共和国の大規模停電、無差別攻撃、ノクティア・オルドのヴァレリアも戦ってる。彼女の報告も議題に上げましょう。」

セリーヌ大使が言う。「ヴァレリア上級指揮官は、量子爆弾を止めたてくれました。ですがネーベルは逃げています。首脳会談では、ガフラヤサタ連邦への対応をどう提案しますか?」

エイン外務大臣が語る。「セリーヌ、銀河連邦元老院の議場で、エクレール、アナスタシア、エルシアと共同声明を出すわ。それで、ガフラヤサタ連邦の闇を、天の川銀河に知らしめるのよ。」

セリーヌ大使が微笑む。「総理、外務大臣閣下、了解しました。首脳会談の議題、戦争準備の詳細、艦隊配置、各国の動向、すべて準備済みです。天の川銀河の平和を、守ります。」

アリス総理が言う。「セリーヌ、ありがとう。エクレール、アナスタシア、エルシア…彼女たちの絆を、信じてる。首脳会談では、天の川銀河の正義を響かせるわ。」

エイン外務大臣が手を握る。「アリス、貴女と一緒なら、どんな闇も怖くないわ。ヴァレリアの覚悟、リアナたちの無念、ぜんぶ背負って、ガフラヤサタ連邦を倒すわよ。」

控室の空気が緊張に満ちる。アリス、エイン、セリーヌの視線が交錯し、首脳会談への決意が固まる。

ガフラヤサタ連邦の闇は深い。シュヴァルツ・シュトラックの刃、リアナたちの血が、正義を試す。神聖旭日連邦帝国はナタアワタ共和国の裏取引を暴いたが、ガフラヤサタ連邦の計画に迫れていない。だが、アリスとエインの絆、ヴァレリアの覚悟、アナスタシアとエルシアの支持は、試練に立ち向かう光となる。

天の川銀河は、戦乱の渦へ突き進む。その中心で、神聖旭日連邦帝国は正義を掴む一歩を踏み出す。

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