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40 蔑まれた一族

「………」


私はレイゼン様の言葉を待った。


「ヴァンパイアは元々は神族だった。

しかし、その中で人間の血を好む一族が現れ、神々はその一族を蔑み、人間界に追放した。

それがヴァンパイアの始まりだ。


その中で、特別な力に恵まれた者がいた。

ヴァンパイアの始祖である俺、ローナ、ゼクスと、ヴァンパイアの純血の姫、フィオーネア…

前世の君だ。


君はヴァンパイアとしてはそれほど強い力を持つと言う訳では無かったが、特殊な力があった。

それは、ヴァンパイアと契りを交わす事で、巨大な力を与える力だ。


君は、俺と出会い恋に落ち、俺は力を得てヴァンパイアの王として君臨した。」


レイゼン様はおっしゃった。


私はその一言一言を、意味を考えながら聞いていた。


「私は、まだ、フィオーネアでは無いと…

そうおっしゃいましたよね…?」


私は尋ねた。


「君は間違いなく、ヴァンパイア姫・フィオーネアの生まれ変わりだ。

オーラも、匂いも、髪の色さえも、生き写しだったのだから…


君をヴァンパイア姫に戻し、前世の記憶を取り戻す方法がある。

それは…


俺に血を吸われる事だ。

俺の唾液が君の中に入り、血と混じりあった時、君は…覚醒する。」


レイゼン様は言った。


「私を…

覚醒させたいのですか…?

おぞましい生き血をすする化け物になれ、と?」


私は静かに尋ねた。


「キャメラ、君は少し誤解している。

僕たちはカルム族と言ってヴァンパイアの中でも基本的に人間を襲う事の無い一族なんだ。」


ゼクス様。


「???」


ゼクス様の言ってる意味が良く分からない。

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