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39 応接室で

目が覚めると、朝だった。


私はレイゼン様のお部屋では無く、自分の白と紫色の可愛いらしい部屋の天蓋付きベッドで眠っていたのだ。


カーテンを開けると朝の日差しが差し込んでくる。


大丈夫、私はまだ人間だわ…

そう、自分に言い聞かせた。


「奥様、おはよう御座います。

よくお眠りで…」


使用人のミアが話しかけてきた。


「え、えぇ。

…レイゼン様は?」


「それが、ゼクス様とバルド様とお話があると言って、昨夜から応接室に篭ってらっしゃいますわ…

どんなお話をされているのでしょうね?」


ミアが不思議そうにそう言った。


「そう…

私も朝食を食べたら応接室に向かうわ。」


私はパンと目玉焼きをなんとかお腹に入れ、応接室に向かった。


「失礼しますわ。

キャメラです。

いいえ、フィオーネアと名乗った方が良いのかしら?」


私はドアをノックした。


「キャメラ…

いや、君はまだフィオーネアではない…」


まだ…?


「そんな言い方ではキャメラが怖がってしまうよ。

キャメラ、僕たちは今のままの君が心から好きだよ。」


ゼクス様がフォローを入れる。


「とにかく、お話を聞きに来ましたの。」


私は言い、バルド様の隣のソファに座った。


「あぁ、昨日から3人で話し合っていたんだ。

全てを君に話す時がやってきた、と…」


レイゼン様はそうおっしゃり、私の対面のソファにかけた。


「どこから話せば良いのか…」


レイゼン様は珍しく緊張しているような面持ちでそう言った。

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