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飽き症の天才は飽くなき無限の世界へと旅立つ  作者: 聖花 シヅク
第2部:天才はかくして面倒ごとに巻き込まれる
33/36

第31話:ルーティン

昨日は家のネットワークの調子が悪かったため、投稿できませんでした

次話の投稿は予定通り明日に投稿する予定です


また、カクヨムの方でも投稿させていただくことにしました

カクヨムの方では暫くの間(追いつくまで)は毎日投稿させていただきます

 翌朝。俺は脳の疲れがとり切れていなかったのか寝坊し、いつもは5時ごろに起きるところを6時頃まで寝てしまった。

 リビングへ向かいテーブルに着くと、既に朝食は準備されており、あとはパンを焼くだけとなっていた。


 今日は日曜日。母さんは大抵6時前には家を出て仕事へと出かけている。今日も今日とて既に家にはいないようだ。

 父さんは今日は試合はなく、休みだといっていた。一昨日試合があり、昨日は軽い練習と反省会をして、今日が完全なオフだそうだ。普通なら反省会はその日中にやるものだと思うのだが、試合の映像を見て、出場した選手は直した方が良かった点を、ベンチメンバーだった人たちにはどの場面なら自分は輝けたか考えることを、ベンチ外メンバーには自分がベンチ入りするために必要な能力をそれぞれ見つけてくることを課題として出しているそうだ。

 だからこそなのか、父さんのチームはこの5年間毎年のように尻上がりに調子を伸ばしていて、年度末にはギリギリながらも優勝争いに関われる年もあったくらいだ。賛否両論あるだろうが、課題を自分で見つけてくる、というのは大事だと思っている。

 俺も試合などに出たときは、自分の中でだけだが同じことをしていた。


 その父さんも起きてくるのは7時過ぎだ。

 普段から仕事が忙しいので、オフの日は比較的ゆっくり過ごしているようだ。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


 俺は運動着へ着替え外へと出た。

 毎週土曜と日曜は運動をすることにしているのだ。

 平日にやらないのは、単純に学校に行く前に疲れることが無駄であることと、朝の時間は前日に習った事の復習にあてているからだ。勿論、時間は限られているので、必要最低限の教科だけだが。


 30分ほどかけいつもと同じ道を通り、途中いつも会う犬と散歩をしているお姉さんや夫婦仲良く散歩中の老夫婦と挨拶を交わしたりしながら走り切る。

 いつものルーティンワークで、逆にやらない日は落ち着かないくらいである。


「ふぅ———」


 家へと戻ると、物置から一振りの木刀を持ち、庭で構える。

 これもいつもやっていることで、幼いころからやっていたためか、平日でも時間さえあればやっている。


 今日は時間があるので、昨日の反省をしながらゆっくりと、型を確認しながら素振りをしていく。

 昨日の試合。運良く勝てたが、ちょっとした違いで勝敗は簡単に変わっていただろうし、何なら自分の中では引き分けだと思っているくらいだ。

 ゲームの中だったから良かったが、昨日の試合が現実だったら————

 間違いなく、俺はあそこで防御を選択していただろうし、何ならちょっとした怪我が原因で途中で負けていたかもしれないし、もっと早く勝っていたかもしれない。

 ゲーム内だから痛覚は5割以下までカットされている。それも理由で、怪我に大きな抵抗が無くなってしまうのだ。


 それではいけない。

 勿論、現実で同じようなことはまずないだろうが、それでも、怪我に対する抵抗がなくなっていいことは一つもないのだ。


 こちらも30分ほどかけ、型の見直しなどを終えた。

 シャワーを浴び、朝食の準備を終えると、丁度父さんも起きてくるところだった。


「第31話:ルーティン」をご覧いただき有難うございました

次話の投稿は未定ですが明日の同じ時間に投稿する予定です


続きが気になる、など思っていただけたら

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では、また次話でお会いしましょう

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