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飽き症の天才は飽くなき無限の世界へと旅立つ  作者: 聖花 シヅク
第2部:天才はかくして面倒ごとに巻き込まれる
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第23話:鍛冶師アーミィ

はい。遅れましたが、今日の投稿です

昨日は旅行から帰ってきて疲れでそのままベッドインしてしまいました


今日中かはともかくとして、今日明日であと二話投稿予定です

 周りからぽつぽつと人がはけていき、最後に残った人物は拍手をしながら俺とユイへと近づいてきた。


「うんうん。ユイが言うだけのことはあったね。確かに強いわ」

「アーミィ!‥‥何でここにいるの?」


 その人物は幼い少女のような容貌で、燃え盛るような紅の髪と瞳を持っていた。

 彼女とユイは知り合いの様だ。恐らく、彼女が(くだん)の生産職の1人なのだろう。


「何でって言われても、約束した時間を大幅に遅れているから、ちょっと見に来ただけだよ。まあ、何かしら面倒ごとに巻き込まれたんだろうな‥‥と思っていたら、案の定だったね」

「ああ、本当だ‥‥あんなのに絡まれることなんて考えていなかったからな‥‥」


 ユイは彼女に時間の事を言われ、確認すると少し落ち込んだ。


「え~っと、アーミィ‥‥であっていたか?俺の名前はミトだ。よろしく頼む」

「ん?ああ、ミトだね。僕は鍛冶師でトップを張っているアーミィだ。僕のことはアーミィと呼んでくれて構わないよ。よろしく」


 俺はアーミィに対して手を差し出し、挨拶をする。

 このままユイに紹介してもらえるのを待っていても、いつまでかかるか分かったものではないからな。


「それに、待たせてしまったようで悪かったな。こっちまで迎えまで来てもらって」

「いや、いいものを見せて貰ったから構わないよ。たまには誰かの戦っているところも見てみるものだね。インスピレーションが次々湧いてきたよ」

「そう言ってもらえると助かるよ。にしても、他の人にまで見られていたならもう少しうまく戦うべきだったな‥‥ちょっと練習に使ってしまったよ」

「ははは。それだけ余裕だったのならいいじゃないか。彼だった、トッププレイヤーとまでは言わないが、そこそこ上の方の実力者だよ。勿論、トッププレイヤーと比べた時には大きな差があるだろうけどね」


 俺が思っていた以上にトッププレイヤーとそれ以外の差は大きい様だ。

 こうなってくるとトッププレイヤーの実力が気になって来るが、恐らくユイもその中の1人だろう。まあ、魔法職なのでまた少し違うだろうが、間違いなくトップクラスなのは間違いない。


「そうだね‥‥君はトッププレイヤーの中でも、本当にトップを争っているような連中と張り合えそうだね。レベル差はまあ置いておくとしても、戦い方が上手いからね」

「トップクラスの生産職にそう言ってもらえると自信が持てるよ」

「そんなこと言って、本当は自信で溢れているだろう?自分が一番だって。君はそう言うタイプだ」

「あはは、バレてたか。まあ、確かに簡単に負けるつもりはないよ」


 ニコニコと笑いあっていた俺とアーミィだったが、最後の方は笑いを消し話していた。


「そろそろここを離れようか。そろそろ他のメンバーも待ちくたびれてしまう」

「それは悪いことをしたな。急ぐとしよう。ほら、ユイ。そろそろ行くよ」

「あ、まってよ!」


 俺とアーミィが歩き出し、それについてくる形で俺達三人は待ち合わせ場所へと向かい始めた。

 ‥‥‥‥‥‥大きく約束の時間に遅れながら。


「第23話:鍛冶師アーミィ」をご覧いただき有難うございました

次話の投稿は未定ですが、明日朝6時までに投稿する予定です


続きが気になる、など思っていただけたら

ブクマ登録いいねや☆の方をつけてくださると励みになりますのでよろしくお願いします


では、また次話でお会いしましょう

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